2022-12-11

タダ者じゃない

私が日々仕事にしているウエディングの現場。通常12月は少し落ち着いてそこまで忙しくはならないのですが、今年は違う。全く勢いが衰える様子がありません。

ウエディング披露宴でバンド演奏はよくある話ですが、私のような音響マン、特に自分は音楽大好き人間で生きてきたので、下手な演奏を聞くことほどつらいことは無い。それでも仕事なので、精一杯サポートをして演奏している方が満足できるように努めます。

先日は執り行ったウエディングの新郎様が音楽好きな方で、学生の頃はバンドに打ち込んでいたのだそう。お電話で準備をする楽器の構成や機材の打ち合わせをしていると、なんとなく「この方はツウな方だ」と直感で感じました。

当日に機材を一通りセッティング、バンドのメンバー6名が集まってきた。それぞれが楽器をプラグインし、サウンドチェックをしていると、彼らがタダ者ではないことが分かってきました。ボーカルの方の声の出し方、ギターの方は控えめだけど渋いフレーズを連発している。鍵盤の方も、トランぺットの方も、うわ~これは何かが起きると予感が。

その予感は的中し、彼らの演奏に夢中になってしまう私、とても仕事どころじゃない。しかも、これはまだサウンドチェックとリハーサル。聞くところによると歌を歌っていた女性はメジャーデビューをしている方、他のメンバーは大学のジャズサークルで演奏をしていたというが、とても趣味レベルの演奏ではない。

こういう仕事になると、もう楽しくなっちゃって止まらない。

そして、衝撃の事実がもうひとつ。なんと彼らは現役のお医者さん。神様はなんて不平等なのか?とこの時ほど感じたことはありません。だって、こんな素晴らしい音楽の才能に加え、脳外科医などの専門的な職業をもっているんですから。何にもモノにできなかった20代の自分と比較すると、信じられない差です。

と、いまだにバタバタな週末を過ごしていますが、自分が主催するショーは16日金曜日に迫りました。

HP
Golden Cairo Belly Dance Show

もちろん、ここのところ私は毎日帰りが午前様で朝も早起き。この生活があと1週間続きます。叶うかどうかはわかりませんが、これが終わったら絶対に一日中ゴロゴロする日を丸1日作ります。

それにしてもショーのチケットがここにきて売れてきました!絶対に届かないだろうと思っていた売上枚数にもあと少し。四谷ホールを満席にして見せます!


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