出張DJにおススメ!ダサい強スピーカー BOSE 802
今日は私が毎回DJのお供に連れていくスピーカー、Bose 802を紹介。業務用のスピーカーは20個以上あるのに、何故かいつもコイツを選んでしまう。そんな802の魅力に迫ります!
このスピーカーは開発から25年、多くの音響屋に親しまれている定番スピーカー。と言っても最近このスピーカーを会場に持っていくと、時代遅れのPA屋さんみたいな目で見られることは避けられない。と言うのも今頃このスピーカーを愛用している音響屋さんはほとんどいない。時代の流れと共に機材も進歩していく中で、機材も流行りがあるもの。ある時私がこのスピーカーを設置していたら、あるPA屋さんに「骨董品ですね」と馬鹿にされた。
私もこの802を実際に使うまではBOSEのスピーカー自体、業務用としては見向きもしなかった。しかし、このスピーカーを処分しようとしていた会場の方に「捨てるなら引き取ります」と言って実際に音を出してみた時に、こんなにバランスの良い音が出るスピーカーがあるのか?!と驚いた。
私が802をお勧めする理由は以下の3つ
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1 持ち運びに優れ耐久性に優れている点
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2 音色のレンジが広く、とにかく音のバランスが良い。特に低音の出音は目を見張るものがある
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3 音が遠くまで飛ぶので、少ない数でも広い場所をカバーできる(120°×100°広域カバーレンジ)
しかし、良い事ばかりではない。しっかりとデメリットも伝えておかなければいけないので参考にしていただきたい。
BOSE 802のデメリットをズバリ
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1 このスピーカーを鳴らすには専用のスピーカーコントローラー802C が必要
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2 スピコンケーブルに対応していない(最新版は改良済)以下の写真はスピーカーケーブの入力部分。
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3 パッシブスピーカーなのでパワーアンプが必要(300W以上を推薦)↓サウンドハウスで見つけた3万程度のアンプ。これなら8Ωで440Wあるので必要十分だ
こう見ると素人には取り扱いが難しいというのが本音だが、使いこなせればBose 802は出張DJのダサい強スピーカーになるだろう。中古相場では型落ちで安く手に入れられるのでお勧めだ。今後モバイルDJとしてスピーカーの購入を考えている方には選択肢のひとつに加えていただきたい。
参考価格
802スピーカー本体2台で50000円 中古
802Cコントローラー 15000~20000円 中古
その他パワーアンプ、スピーカースタンドが必要
↓以下動画でも解説しています!
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