ディープフェイク
連日報道されているウクライナとロシアのニュース。
テクノロジーが進化した現代において、インターネットなどの情報操作によって敵を騙してコントロールしたり、国民を洗脳したり・・・
もちろん、第二次世界大戦中も「情報」は勝敗を分ける戦略のひとつでしたから、ラジオや無線から偽の情報を流したり、スパイを仕込んで情報を盗むなどの操作が行われていました。
しかし、その時代と比較すると2022年ならではの圧倒的な技術革新に驚かされたニュースが飛び込んで来ました。
それはAIによって生み出されたDeepfake(ディープフェイク)という技術。フェイスブックにウクライナのゼレンスキ―大統領が国民に向けて「降伏」を呼びかけたという。そして、それがディープフェイクを使ったニセモノだったこと。
一見、ニセモノのゼレンスキ―さんが演説している姿はどこかもの悲しくて、お話の内容に疑いようがない。対して本物のゼレンスキ―さんの演説は手や体を動かし非常にアクティブ。
ディープフェイクと知っていれば、そういえば体が全然動かないとか、顔だけ切り取りみたいと不信感が沸きますが、普通の人は判断が出来ないでしょう。
元々、ディープフェイク技術はアダルトビデオ業界でマニアックなクリエイターが自分の好きな芸能人にアダルト要素をリンクして映像を作って遊んでいました。ですので、多くの芸能人から名誉棄損などで訴えられるケースも多く、マニアックな世界に限られていたと認識しています。
またディープフェイクの活用法としては、亡くなった人を動画上で再現したり、容易に誰かの肖像を置き換えることが出来ます。がしかし、、ここにきて国と国の情報操作に使われるとは、予想もしていませんでした。
今回の映像はフェイスブックにアップされ、すぐにニセモノだと判断されるとフェイスブック側から削除されたとのこと。
AI技術は今後益々発展していくでしょうし、5年後にはディープフェイクも本物とニセモノの判別がつかないほど巧妙になるでしょう。
あなたなら、この技術を何につかいますか?
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