歌舞伎町
今回の撮影では、海外のクルーが新宿歌舞伎町に宿泊したこともあり、13日間の撮影期間は毎日のように歌舞伎町に通うことになりました。
現在「トー横キッズ」という名称で知られる名所になっていますが、私の肌感覚では今一番東京でパワフルな街だと感じます。それは良い意味でも、悪い意味でもパワフルということ。自由があって愛があって、しかも犯罪も多くて、悪党もそこらじゅうにウロウロしている。全国の居場所のない若者が何故この街に集まってくるのか?私は理解できます。
下の写真は歌舞伎町のメインストリートから、少し外れにある大通り。夜中の3時に撮影しました。
信号待ちの時に写真を撮りましたが、タクシーの渋滞が尋常じゃなく、20代と思われる若者がまだたくさんいます。
メイン通りは更にスゴイことになっていて、人だらけで車が動けないほど。夜中の3時ですよ・・・
歌舞伎町も熱い街ですが、新大久保も同じくらい熱い街で、隣同士ということもあり、このエリアの勢いに拍車がかかる要因になっている。新大久保は韓国系の文化が突き抜けていて、歌舞伎町はホスト文化など夜の世界で成り立っている。
どちらも日本ならではの文化で、海外の方がこのエリアに来て独特な空気感を感じるのも当たり前でしょう。私の体験では90年代の六本木、80年代のマンハッタンのような熱量を感じる。人間の夢、欲望、悲しみ、裏切りみたいなものがここには溢れている。
ここに住みたいか?と聞かれたら絶対にNOだけど、今一番東京を象徴する街であることは間違いありません。
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