反面教師
来週に控えた休日、11月3日は文化の日。戦後に発令されたこの祝日の意味は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことが趣旨の国民の祝日。そんな日に朝倉未来が仕掛けているストリートファイト番組「Breaking Down6」が開催されるから面白い。
以下のオーディション動画は、公開からたったの6日間で839万再生を記録しているから、その人気ぶりに度肝を抜かれる。
自分も若いころに格闘技をやっていた経験者として、この番組は非常に興味深い。1分という短期決戦で最初から本気にならざるを得ないし、一般人の心をわしづかみにする心理的な仕掛けが満載。
仕掛けというのは、自分は戦いたくないし、近くで不良の喧嘩を見るのはイヤだけど、YouTubeだったら何も気にせずに堂々と見れるという心理が働く点。
もともと人間の恐怖への体験は、実際に自分の身に起きたら大変なことになるけど、ホラー映画のような恐怖感をバーチャル的に味わうのは問題はない。ジェットコースターに乗るような非日常が味わえるエンターテイメントとも近いかもしれない。
この番組の仕掛人は、そこが天才的で、近所にいそうな危ないお兄さん的な存在を寄せ集めてマッチングさせることで視聴者がまるで自分の身に起きているかのような興奮を掻き立てているわけだ。
ブレイキングダウンのオーディション動画はどれも数日内に500万再生超えのビックヒットで、青汁王子やDJ社長のような有名人、不良中年、町のケンカ自慢、訳アリの格闘技家、人気ホストやド変態に至るまで豊富な人種のコラボレーションが人々を飽きさせない。
私はペイパービューまで購入しようとは思わないが、それぞれの想いを抱いた大男がガチンコでぶつかる様子にウソはなく、これは本気のドキュメンタリーだと思ってしまう。だからと言って、若い子にケンカを推進することは絶対に反対。
格闘技は一定のルールの基に行われる競技であってケンカではないので、そこは混合して欲しくない。絶対に間違いないのは毎日格闘家としてトレーニングを積んでいる人間に、素人が打ち勝つことは不可能ということ。若い方がこの番組を見て悪い影響がないよう切に願う。強くなりたければ絶対にジムに行くことをお勧めする。
先ほど紹介した動画のコメントで、思わず笑ってしまったコメントがあったので最後に紹介したい↓
最近反抗期の息子に「勉強しないとこんな大人になるよ」って見せたら泣きながら計算ドリルやってます。本当に最高の教育動画です(いいね2.3万人)
この番組が反面教師に?そういう受け止め方も確かにあるかもしれない・・・
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