中途半端な暴走族
今週から大きなプロジェクトがスタートし、早朝から夜遅くまで毎日ロケ現場で汗を流しています。
ロケ現場のクルーは総勢30名以上という大世帯。その中で日本人は私を含めて4人だけ、ほとんどが海外のクルーという構成。今週いっぱいはロケーションハンティングで来週の月曜日から撮影がスタートする。まだ決まっていないことも多く、一体どんなことになるのか?全く想像がつきません。
そんな中、昨日疲れて家に帰ってきた昨夜のこと。
私はコンビニへ寄って、お酒を買って散歩をしていました。それは一日で一番好きな時間で、毎日の日課でもあります。
すると、メチャメチャ大きな音のバイクが数台、道路を走ってきました。正直「おっ、暴走族か?威勢のいいのがまだいるんだな」と思ったんです。そこまでは良かった。すると、そのバイクに乗った少年たちは信号が赤に変わると、なんと信号の前で止まったんです。こ、これは・・・
昭和の暴走族を見て過ごした私のような人間には信じられない光景です。
これを言うと皆さんに怒られるかもしれませんが、昔の暴走族は信号なんて守りませんでした。短くカットしたバイクのマフラーからでる爆音は、今考えると迷惑にもほどがある。でも、暴走族ですから、その存在は特別なんです。静かにルールを守って走っているバイクは暴走族じゃない。
暴走族は迷惑をかけるモノなんです。そして、その少年たちは後に気付くんです。「こんなこと、いつまでも続けていられないな」と。そして少しずつ大人になる。投げ場の無い気持ちをバイクに乗って自分を表現している若者が暴走族。だから暴走族はそれでいい。
昭和の暴走族は半端じゃなかったから、信号を守らないで車に引かれて死んじゃったヤツなんて沢山います。でも、一般道を暴走するなら、それくらいのリスクはある。それが怖いんだったら、暴走なんてしなきゃいい。
赤信号で停止している現代の暴走族風の若者を見て、中途半端に命を賭ける覚悟の無いヤツが暴走族を気取るべきではないと個人的に思ってしった出来事。
まあ、どうでもいいですけどね(笑)
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