School Dance
弊社ソウルピーナッツ・プロダクションズ、またはDJ Jobowとして毎週あらゆる分野のあらゆるパーティーをこなしているワケですが、先日行われた在日アメリカ人高校生によるパーティーは2011年でもっともタフなパーティーとなりました。とても楽しかったのですがDJをやっていて、ここまでキツイと思ったことはありませんでした。キツイというのはもちろんマイナスの意味ではなく、チャレンジとしてのキツさです。
もともとDJ として初めてプレイをしたのがアメリカ人の高校生が集まったパーティー。その時は何も知らず、自分の自信のあるヒット・チューンをプレイするつもりで臨みました。が、しかし・・・日本でも同じですが、特にアメリカ人の15~16歳の年代というのは一番音楽が耳に入る、つまり一生の中で一番音楽に敏感な時期なんです。その子達に向けてDJ をするというのは、実はパラシュートも付けないで飛行機から飛び降りるようなもの。相当な勇気をもって挑まなければブーイングの嵐となってしまいます。
何がそんなにキツかったかと言うと、まずヒップ・ホップが大好きな高校生を相手にプレイできるHip Hopが制限されてしまうこと。今回の依頼は日本で言ういわゆる「学園祭」。高校の体育館で行われたのですが、述べ200人~300人の15~16歳達にダティーなラップがプレイ出来ない。そして盛んにもダーティーなラップをリクエストしてくる生徒達。パーティーの前に学校の先生から「4 Letter Words(汚い言葉)の曲は禁止」と釘をさされ、パーティーが始まると校長先生は私の横でウロウロするわ、気が気でしょうがない。リクエストが来るほとんどの曲は、わかっているがプレイ出来ず終い。皆を喜ばせたいと思っているDJ にとって、ここまでキツイことは無いのです。
それでも最終的にはメチャクチャな盛上がりっぷり。おわった後は校長先生にも好評だったようで、それまでの疲れが一気に吹き飛んだ気がしました。
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