国際女性デー
みなさんは「ジェンダーギャップ指数」という言葉をご存じだろうか?「ジェンダーギャップ指数」とは政治、経済、教育などの分野で男女間の格差を示す指標のこと。
例えば政治の分野では国会議員や官僚の男女比率などを示し、経済の分野では賃金の格差、管理職の男女比などを示す。2022年の調査では日本は調査対象の146か国中、なんと116位。先進国ではぶっちぎりの最下位という結果だ。
特に政治の分野では女性議員の割合が10%しかなく、さらには首相経験者はゼロという現状。確かに我々の認識内に女性の首相というイメージが沸かない時点で、自分もジェンダーギャップに何も疑問を感じていない一人なのかもしれないと疑う。
昨日3月8日は世界的に「国際女性デー」に認定されていて、新聞やインターネットのニュースで男女の格差について考えさせられる記事が沢山あがっており、私もこれについては考えさせられた。
アメリカやヨーロッパなどではセックスをする際にお互いの「合意」が無ければ犯罪となってしまい、18歳未満の女性とセックスをしてしまうと例え同意があったとしたとしても犯罪となってしまう。
一方、日本ではこの性交同意年齢が13歳と世界的に最年少という驚きの事実。最近になって116年ぶりにこの法律が改正されようと動いているが、それでも対象年齢が16歳に引き上げられるだけで世界的に低いことに変わりはない。(2023年3月の現時点ではまだ法案も通っていない)
上記のような女性軽視の考え方を捨て去り「男は仕事、女は家事」みたいな古い考えがいまだに抜けきらない日本の社会において、女性の社会進出こそが柔軟な世の中を作っていくカギになることは間違いない。しかし法律も政治も全然追い付いていないという現状が問題。一般企業でも、女性の感性が入ったことよって変革を起こした例は沢山あるし、私みたいに若いころは妻に養ってもらい、自分は音楽活動と子育てに専念するような家庭がもっとあってもいいハズ。
世の中には男性と女性しかいないのだから、もっと女性の価値観に寄り添うことでこれからの日本は上手く回るのではないか?と感じた日でした。
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