スイカを喰らう
昨日、スーパーでどでかいスイカを発見しました!
こんなに大きいスイカを見たのは何年ぶりだろう・・・思わず立ち止まって3分くらい考えます。値段は1980円だけど値段の問題ではなく、とにかく大きくて美味しそう・・・無性に食べてみたくなったんです。
食べたいという欲に感情が流されてしまいそうですが、果たしてこんなに大きいスイカを食べきることが出来るのか?「食べたい、でも食べきれない、食べたい、でも食べきれない・・・」と心の中で永遠に繰り返します。
そして、一旦そのスイカ売り場から離れることにしました。もう忘れようと。
しかし他の売り場へ行って精肉を見ている時も、鮮魚を見ている時も、あのスイカが頭から離れない。もう降参することにしました。スイカ売り場へ戻って、買い物かごの中にスイカをぶち込みました。「あ~スッキリした」
それにしても、このスイカは大きくて重い。写真では分かりずらいですが、5Lというサイズだそうです。重さは15キロはありそう。
ここ2~3日はずっと猛暑でしたし、関東は梅雨明けというニュースも舞い込んで来ました。
だから、このスイカが家に来たタイミングはバッチリ。真夏の到来を感じさせてくれます。それにしても、素晴らしい体格でずっと眺めていたい。大きすぎて冷蔵庫に入らないので、半分に切って無理矢理冷蔵庫に入れて冷やしました。
そして、今朝。
よく冷えたスイカを好きなだけほうばる。こんなに好きなだけスイカが食べれるのは子供の時以来。めちゃくちゃテンションが上がります。
でもね・・・やっぱり、思ったほど食べれないんです。すぐにお腹いっぱいになりました。これはやっぱり一人では食べきれない・・・
数日で食べきるには無理があると考えた私は、同じマンションに住むアメリカ人の家族におすそ分けすることに。我ながらナイスアイディア。朝8時から隣人の部屋のピンポンを鳴らす。
「ピンポーン!!」
出てきたのは、アメリカ人の奥さんで日本人の方。彼女は大きな目を見開いて「一体こんな朝早くからどうしたの?」って目で私を見ていました。
「このスイカ、食べて欲しくて」と7~8キロはあるスイカを手渡す。奥から知り合いのアメリカ人の旦那さんも出てきて、すごく喜んでいました。アメリカの黒人は皆スイカが好きな事、私は知ってますから。
私が昔、NYのハーレムに住んでいた頃、スイカ売りが来て人々が群がっていました。アメリカのスイカはフットボールみたいな形をしていて、大きい。しかも安くて当時3ドルくらいでした。アメリカの黒人街でもスイカは夏の風物詩だったのを思い出します。
こうしてスイカが私に届けてくれた物語は、朝から心を満たしてくれます。自分も嬉しいし、もらった人も喜んでいる。
さて、家に帰って残りのスイカをたいらげることにします。
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