Miss Supranational Japan 2019
8月25日、神田明神ホールにて行われたミス・スプラナショナル・ジャパンにご招待いただき、せっかくなのでその時の模様と感想を少し述べたいと思います。ちなみにアフターパーティーではDJの仕事もさせてもらいました。
以前のブログでもご紹介したようにミス・スプラナショナル・ジャパンというミスコンは現在スティーブン・ヘインズさんが主宰し、日本から世界へ美女を送り込んでいるコンテスト。世界大会は毎年12月にポーランドにて開催され、世界の頂上へ立つ女王が決定する。
彼の頭の中には無数に繰り広げられるステージ上でのアイディアが眠っており、国内のミスコンの中でもスプラは非常にエンターテイメント性が高く、見ている観客にとって楽しいのが特徴。私はこのミスコンをあえてShowと呼ぶ。今年も司会を務めるのは2015年の日本代表で竹内さんともう一人の男性のふたり。(←ごめんなさい、名前わかりません)
今年のShowの皮切りは日本太鼓を奏でる3人組奏者がステージにて演奏を披露。これで最初のエンターテイメントは終わらず、この直後にパフォーマンスを繰り広げたのは武楽の源光士郎さん。日本らしい演出をたっぷりと官能した後に、ステージ横から、そして客席からも女性たちの入場。各都道府県で勝ち残った24名の女性たちが浴衣を着て可愛らしく個々をアピール。
ミスコンの醍醐味はこのオープニングアクトに感動のポイントがある。それはまるでF1レースのスタートのように、またはオリンピック選手が国旗を掲げて開催式に入場するように、緊張とワクワクが詰まった瞬間である。
しかし、ほとんどの場合は審査時間の都合で、既にこの時までにトップ10くらいまでは絞られていて(本番の数日前に審査があり、それが非常に重要になる)本番にステージで行われる水着審査やイブニングガウンの審査まで行けるのは上位の選ばれた女性のみとなる。(スプラの場合、水着審査とイブニングガウンは全員が対象)
スティーブンの人間性ではあるが、コンテストに参加した全員、そして関係者、スポンサー、協力者の全員をファミリーと呼ぶ。ここではその全員にとって間違いなくハートウォーミングな場として営まれ、そして大会を見に来た応援者やお客さんにとっても常時暖かい雰囲気に包まれている。
途中、ミュージシャンの演奏や歌のステージがあるが、それは女性たちの着替えや審査に時間が必要なため。ステージ裏ではあわただしく関係者が行き交い戦争状態、次のステージの準備に追われている。
そして毎年ステージでパフォーマンスをするのが、女性たちのダンスで、今年はホクラニさんのチームから5名のポリネシアン・ダンサーがお客さんを沸かせた。
※上の写真はホクラニダンサーズ
水着審査でシェイプした健康美を披露した後は、いよいよドレスを着てのウォーキング。スプラのイブニングガウンはここ数年Leo Almodalさんがデザインを担当し、女性たちは心底ゴージャスな素晴らしいドレスを身にまとうことできる。女性にとって、こんな素敵なドレスが一生に一回着れるだけでも価値のあることだろう。(※今年はLEOからのドレスは提供されなかったとのこと)
ミススプラの日本大会には特別賞が沢山あり(と言っても5~6つくらい)私が覚えているもので仲間内で投票しあうフレンドシップ賞、健康的な女性に贈られるフィットネス賞、ネットの人気投票などがある。そして24名から運命のトップ10の発表になり、10名は質疑応答の審査へ移る。
ミスコンのファンとして、一番楽しみにしているのは、この彼女達への質問の時間。質問は事前に詳細を知られることは無く即興で応じなければならず、上手く自分を表現することが求められる。もちろん、これは大きな審査のポイントなる。
そして審査はトップ5へ絞られ、そこからは段取り良く3位、2位、優勝者の発表となる。ただ、正直言って3位や2位に選ばれた女性たちの心境は複雑、それは世界大会へは行けないことを意味する。(優勝者が辞退や病欠の場合は繰り上がり、権利があるが)
ここでの状況を具体的にまとめると、トップ5のうち、既に3位と2位が選ばれており、残りの3名が手を握り合い優勝者の結果発表を待つ、という状況になる。本人じゃなくてもドキドキして心臓が飛び出しそうな瞬間である。
(左 竹中夏海さん 右スティーブン・ヘインズ)
2019年の勝者は上写真左の竹中夏海さん(ひがし東京代表)に決まったが、正直に言うと私の予想は少し違った。もちろん、竹中さんはめちゃくちゃゴージャスな方で世界でも結果を残すでしょう。でもそれは私の判断が間違っているのではなく、選ぶ基準が違うだけ。後に関係者に当初の予想を聞いてまわったが、結構な確率で意見が割れた。要するに非常にレベルが高い中で全員基準や視点が違うという事。そう、このコンテストにチャレンジしているだけで、すでに皆チャンピオンである。コンテストに出場してキレになってやる、と決心し、やりぬいたのだから。きれいごとと言われようが、私は絶対にそう思う。いや、そう信じている。
だからミスコンに出ることを躊躇している人がいれば、迷わずにエントリーをしてほしい。例え予選で敗れてしまったとしても、その経験ができただけで他の人よりも数段に成功者になれるのだから。少なくてもミスコンに出場して後悔している女性を私は今の今まで一度も出会ったことが無い。