2019-08-23

ミスコンの素晴らしい世界

女性美の王座を競うミスコンが8月は盛んに開催されておりますが、私がDJ(時々音楽演出)としてミスコン関係のお仕事をいただく機会を得たのは間違いなくビジネス・パートナーであるスティーブン・ヘインズのおかげ。彼については又の機会に詳しく記事を書きたいと思いますが(ネタが多いので・・・)スティーブンはイネス・リグロン(ミスユニバース・ジャパン主催、2007年に森理世さんを世界大会で勝者に導いた)に才能を買われ、現在はミスコン女性へ向けたカリスマ・トレイナーとして活躍中。自身も2016年より世界5大ミスコン、ミススプラナショナル・ジャパンを主宰しています。

そんな彼がミスコンの魅力を教えてくれたのですが、美を追求して切磋琢磨し、個々を磨く女性の姿を見るのは男性である自分にとっては本当に胸がときめくこと。そもそも女性にとって美とは何なのか?美しく見えるということは、どういうことか?彼女達がミスコンにチャレンジする意味とは何なんだろう?と、裏方で拝見していて色々と考えさせられることも多い。

もちろんコンテストですから、それはスポーツの試合同然のガチンコ勝負。選考を勝ち上がった勝者だけが最後に残り、ステージでスポットライトを浴びる。そして決戦に全てを賭けて更に磨きをかけた数名が自分を出し切って美の勝者になるわけです。

そこへ行き着くまでに沢山の汗と涙、努力、葛藤、悩み、自分との衝突があるでしょう。トップに選ばれるのは、たったの一人という厳しい世界ですが、私は裏方で彼女達を見ていて全員に熱烈なエールを送りたい。君たちはナンバーワンになれなかったけど、この機会を通じて最高の自分と向き合えたじゃないか!と。

結局のところ、選ばれるということは人が決めること。ただ選ばれなかったとしても、自分にとって最高の自分に出会えれば、それは今後の人生を変えるような自信になると思うんです。

もちろん、選ばれなかった方々がそのような考え方に至ることは難しいと思います。「自分の何がいけないんだろう」とか「私が選ばれなかったのは自分の実力不足」など自分を責めるのですが、決戦まで勝ち残るような女性たちは皆、肉体的にも精神的にも完璧に鍛えあげられた成功者たちで、違いがあるとすれば個性だけ。野球やバスケのように得点が明確じゃなく、勝負の差があいまい。どれが一番優秀という点数がつけにくい。

それはどちらかというと、音楽や絵画のようにどのジャンルが一番とか、誰の絵が一番心に響くとか、個性や感性に順番をつけられないことと同じ。だとすると基準はなに?!昨夜のミスユニバース日本大会を見に行って、そのようなことを改めて感じました。

女性美を追求した果てには芸術的な完成品にも匹敵する。磨かれ、研ぎ澄まされ、鍛練された人間芸術であり、美学を垣間見ることができる。ちょっと大げさだけど、とにかく関わったみんなが一緒に歓喜し確実に成長できる、それが私の考えるミスコンの素晴らしさだと思います。


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