全部過去のせい
昔のツライ記憶を思い出しては嘆いている人をよく見かけます。
「育った家が貧乏だったから、今の自分も貧乏なんだ」とか
「子供の頃、虐待にあったから、今の自分は何をやっても上手くいかない」とか
「シングルマザーの家に育ったから教育を受けれなくて頭が悪い」などなど。
そんな人に言いたいことがある。「それはただの言い訳だ」と。
あなたが育った環境と今の自分は関係がない。全くの別物なんです。
正確に言うと「ほとんど関係ない」かな・・・
何故なら、過去に起きた事実は変えられないけど、将来に起こる現実は変えられるから。
過去に起きた事実は変えられないけど、人間の記憶は書き換えることが可能。
具体的に自分の過去で例えると
私は中学校しか卒業していませんので、その事実は変えられない。ニューヨークで3年間ほどハイスクールに通っていましたが、卒業証書はもらえなかった。だから中卒で、それが事実。
でも大人になってから人一倍たくさん勉強をしたり、英語だって日常会話くらいは普通に話せる。本もいまだに沢山読んでいるから、決して話のネタが尽きないし、頭も悪くない(自称ですが・・・)
そうやって将来起こりうる現実を変えたから今がある。
片親だとか、育った家庭が極貧だとか(全部過去の自分に当てはまりますが)そんなことは関係ないんです。
ただ、今の現状を変えられない人達っていうのは、自分以外の何かのせいにしたがる傾向がある。そこで「過去」の出番。
「私は昔イジメられていた」とか「若い時、信用していた恋人に裏切られた」とか言い訳をして、今の悲惨な状況に置かれた自分を慰めている。
だからね、そんな人たちに言いたい。
過去のことなってさっさと忘れちまいなって。
いつも言うけど「今の連続が未来を作る」ってこと。過去にとらわれて生きていても前には進まない。
もちろん、その時は深く傷付くだろうし、その悲しみは永遠に感じるかもしれない。だから、そんな時は死ぬほど落ち込んでみる。もうこれ以上落ち込むのは無理ってくらい。そんで三日三晩泣いてみるといい。
中途半端に落ち込んだり、途中で忘れてしまおうと酒に溺れたりすると、すぐに思い出してしまうから、落ち込む時は徹底的に落ち込むこと。悲しみと正面から向き合ってみる。すると意外とスッキリするはず。
時間が癒せない傷はない。
過去に捕らわれないで生きる選択を。今日からやってみて。
コメントを残す