2022 振返り

皆さんにとって、2022年はどんな年になったのでしょう？コロナ明けの特別な状況だったので、今までとは一味も二味も違う環境を過ごしたのは確かでしょう。

本当に2年間よくこの状況に耐えました。とらえ方を変えると、この環境は私たちを成長させてくれました。こんな経験は人生において何度もできる経験ではありません。

他人を思いやる気持ちに気づきましたし、明けない夜はないことも教えてくれました。切羽詰まった時の人々の行動から、人を見抜く目を養ったり、仕事観についてアクセク働く必要性について疑問を持つようにもなりました。

誰もが一度立ち止まって考える機会を作ってくれたのがコロナが世界を変えた唯一無二の良い出来事。個人的にこの機会は成長の糧になりました。

さて、問題はここからです。2023年を目前にして、コロナ後のあなたの人生はどのような変化をもたらすのか？ここで学んだことが良い結果をもたらす人生とそうでない人生を分ける分岐になるのではないか？

世の中の風向きが方向転換し、これからは平成のように自分だけが消費して満足を得る時代ではなくなった。これからの時代に大切なのは多くの「共感」を得られる支持力、そして多面的な「優しさ」ではないかと感じます。もうイケイケどんどんで勢いとパワーだけで支持を得られる時代は終わった。

次の時代が求めているのは戦争や争い事で問題を解決するのではなく、やさしさ、柔軟性、多様性、共存性、リスペクトというような領域に入ってくると感じる。つまり、この世界は精神世界の成長の時代に入るのではないか？と感じるんです。

日本の増税から防衛費を賄うとか、北朝鮮のミサイル問題とか、ロシアの独裁戦争、中国の世界的な軍事策略など、まだまだ時代が変わるのはずっと先になるかもしれないけど、少なくとも世界の一部でそれに気づき、風向きが変わったことに確かな手ごたえを感じている人は多い。

これを機にこれからの時代がより人間にとって過ごしやすく、平和と豊かさをもたらす時代となるよう祈って止まない。

少なくとも自分自身、そして自分が関わる人々に対しては、そのような気持ちで接したい。

成田のホテルの一室から、独りそんなことを考えながら2022年の最後の時間を満喫しようと思う。