80年代のアダルト業界全盛期
昨日の夜は仕事後に少し余裕があったので、久しぶりにネットフリックスを見てしまい今日は寝不足気味に・・・
その作品は、今さらながら2019年に話題作となった「全裸監督」。1980年代に日本のアダルトビデオ界を設計した村西とおる氏の実話ベースのお話。
わたしが小学生の頃のポルノ業界はビニール本というのが主流でしたが、中学生頃にVHSという家庭用規格のビデオテープが国内に普及し、レンタルビデオでは映画も去ることながら、アダルトビデオという産業が幕開けをした時代の話です。
その時代の背景をよく知っている一人の男性として、また村西とおるというポルノ監督が、どのような半生を送ったかについて興味がありました。
彼がポルノ界に人生を掛け、またそれをビジネスとして波乱万丈なライフスタイルを送る様は見ごたえがあります。
結局のところ、エピソード1から見始め、最後のエピソード8までを見終わると午前3時を過ぎてしまい、慌ててベットに入りましたが交感神経が興奮気味に作用しており全然寝れない。それほどエキサイティングな物語でした。
最近は映像を研究目線で観覧してしまい、ついつい撮影の表現方法や、脚本の展開などをよく観察してしまいます。
また出演者のキャスティングやロケ地の豊富さを分析してみると、制作費にこれくらいかかっているな?とか想像してしまい「制作期間はこれくらいでイケるだろうか?」とか計算をしてしまう。
映像を通してあらためて振り返ると、1980年代のポルノはどこか温かさを感じる、いまとは全く違う情緒がありました。それを仕掛けていたのが村西とおる氏だったということ。
ネットフリックスから配信されるドラマとしてはかなり露出度が高く、ギリギリのエロティシズムを表現しながら撮影しているので、この現場は一体どんな現場なんだろう?と興味がわきます。
このシーズンでキーパーソンとなる黒木香さんは、私にとってはドンピシャな昭和を代表する実在したポルノ女優。お嬢様育ちで一世を風靡したワキゲが象徴的な女性です。
わたしはアダルトビデオの制作現場はもちろん経験がありませんが、察するにアダルトビデオの撮影現場が少人数制なのに対し、このドラマの撮影は相当数のクルーを引き連れているので、役者さんは自分の演技の世界に入り込むのに大変だったろうと思います。特に黒木香さん役を演じた森田望智さんはド迫力の演技で完全にノックアウトされました。
森田望智さんいわく「撮影中は自分のことで精いっぱいだったので、他人の目など気にならなかった」とのこと。役者のプロ根性を感じさせてくれるエピソードです。
他にも、私がネットフリックスで一番楽しみにしているのが、フランスのミステリードラマ「Lupin」
そう、あの怪盗ルパンからインスパイアされた物語です。展開が恐ろしいほど早くストーリーがワイルド。どんな脳ミソの人間が脚本を作ったのだろう?と驚かされます。早く新しいシーズンが放送されてくれーと待ち望んでいます。
今回紹介したネットフリックスの2作品はおすすめです!まだ見ていない方は是非!
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