2021年1月ウエディング業界の動向
前回の緊急事態宣言と今回の緊急事態宣言を比較して、ウエディング業界にいる私が感じること。それはお客様の意識の変化もありますが、業者側の意識の変化に大きな違いを感じます。
1回目の発令時はウエディングプラン会社、結婚式会場などの業者側で期間中はウエディング自体を自粛することをアナウンスする会社が多い印象でした。要するにお客様が「やりたい」と言っても会社が自粛しているので、開催できない状況だったこと。得体の知れないウイルスへの恐怖、また政府の発令に同調しなければ企業としての責任を問われることが背景にあったと感じます。
しかし、今回は全然違う感触。業者側はお客様が「やりたい」と言えば基本的には応じる構え。それは緊急事態宣言の内容が緩和されたことだけが原因ではないハズ。
今回発令されたウエディング業界にまつわるポイントはこれでしょう
1. 会場の収容率を通常の50パーセント以内に収める
2. 飲食を伴うことへの時間制限
もちろん首都圏と他の自治体でも見解が分かれるところですが、このポイントを見極めたうえでウエディング会社は開催に向けた取り組みに前向きに感じるんです。そこが前回と全く違うところ。
でもそれも無理のない話。2020年3月以降、多くのカップルが2回、3回と延期を繰り返す中で、そろそろコロナと前向きに付き合っていかなければカップルも会社側も共倒れしてしまう。だから、開催できるのなら前向きに対応しますよ・・・というスタンスへ変化したんだと思います。
あと約2ヵ月で恐ろしいほどの延期やキャンセルのラッシュがあった3月を迎えます。先が見えない中、ウエディング業界はよく1年もの間、頑張りました。ウエディングを支える側さえ潰れなければ、新郎新婦はいつか結婚式を挙げられる。そう、私たちは潰れちゃいけない存在。
とはいえウエディング会場、ドレス屋さん、花屋さん、プランナー、司会者、カメラマン、ビデオグラファー、音響屋、ケータリングサービスなど結婚式に携わる個々はそろそろ何かの手がかりを見つけたいと思っている。
いまだに1ヶ月先さえも見通せない状況は続きますが、私個人的にも、まだこの旅のゴールは見えない。皆が安心できるような完全なコロナの終息には少なくても数年単位でかかるでしょう。
でも、年内には運営側の努力で少しでも解決策を見出さなければいけません、例えそれがチカラワザでも!私たちにはその責任があります。
これまでと同じ価値の結婚式とはいかないでしょうが、もしかしてこれを機に結婚式に今まで以上の価値を見出す方法が見つかるかもしれない。そういったことを日々考えるのが私たちの仕事。頭を柔らかくして、これまでの結婚式を根っこから疑ってみる発想が大切。
ちなみに緊急事態宣言が発令された先週は、直後だったために結婚式が数件あり、私も仕事三昧でした。
今週以降、1月末まではスケジュールがすっかりと飛んでしまいましたが・・・
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