泥からゴールドを作る
先日、こんなオーディオブックを聴きました。
99歳ユダヤのスーパー実業家が孫に伝えた 無一文から大きなお金と成功を手に入れる習慣
ユダヤ人のお金にまつわる本は、これまでにも沢山読んできました。ユダヤ人の家庭は日本の家庭と違い、幼少期より家族からお金についてのレッスンを受けるといいます。日本でも恐らく一部の富裕層の家庭では子供にお金の話をしていると思いますが、ほとんどの家庭で子供にお金の話をするのはタブーでしょう。それは何故か?
その理由は
・本当の幸せはお金で買えない
・お金儲けはいやしいこと
・お金は汚いモノ
などお金の価値を信じ込み洗脳が続いて来たから
実際に私が育った家庭も超貧乏で、子供の頃に身近な家族がお金の話をしているのは聞いたことがありません。そんな環境で育った子供は大人になってもお金と無縁のまま。
しかし私がラッキーだったのは、40代で沢山の良書に出会い、お金のこと正しく学べば嫌な仕事をしなくても必要なお金を稼げることが理解できたこと。正直言って40代ってかなりの出遅れ組みですが、死ぬまで気づかない人もいることを考えればラッキー。だからと言って、現実的にたっぷり稼いでいる訳ではありませんが、何故か必要なお金は回ってくるし、好きな仕事をしながら生活が出来ていることは何にも代えがたい。
この本に登場する通称ババというおじいちゃん。99歳でまだ会社の経営を楽しんでいる様子が本には記されているが、90代になって新しい会社を設立しようとしたことや、これまでの失敗談などの話も面白く、天国から地獄へのジェットコースターみたいな展開が沢山あり、凄まじい人生だと感じる。
この本で得たスーパーおじいちゃんの印象深い言葉をひとつだけ紹介すると
「泥から金(ゴールド)を作れ、大事なのは泥があるかないかではなく、泥から金(ゴールド)を作るという心構えだ」
このフレーズを言い換えると、どんな時代にも他の人が気づかないところに価値は眠っているということだろう。その価値をビジネスとして見極める能力は日々の洞察力、先を読む能力、スピード感、行動力を鍛えること。古くから伝えられているビジネスの鉄則ですね。
日本の高齢化世代も仕事を続けることで彼のようなパワフルさ、生命力で輝き続ければ、社会の一員として存在意義をもっと見出せるのか・・・そんなことを考えさせられました。生涯愛する仕事を続けられるというのは幸せなことなのだと。
コメントを残す