2022-01-17

忙しい自慢

一昔前の自分は忙しくなくても何か仕事をしていないと罪悪感を感じてしまい、やらなくてもいい仕事をして無駄な時間を過ごしていました。

今考えると実にバカバカしいのですが、忙しく仕事をしていることで自分に対して安心感を与えていたのだと思います。逆説的に考えると、暇な自分は価値がないかのような考え方で、自分の行動に自信がないことの表れともいえる。

忙しい俺って格好イイぜ、どうだ!俺は忙しいんだ、お前らとは違うぜ、1分だって無駄にしない・・・みたいなアホな価値観。もちろん1分だって世の中に無駄な時間はありませんし、本当に分刻みで1日のスケジュールを組んで動いている忙しい方はいらっしゃいますから、それが悪いわけではありません。私が指摘するの問題は「忙しい自慢」のこと。

逆に、今そのような方に出会うと「余裕のない方だな」とか「スケジュール管理がへたっぴ」と思ってしまう。

ひろゆきさんの著書「1%の努力」の中で言ってましたが「片手は常に空けておけ」というのはビジネスマンにとって鉄則だと思います。「片手は常に空けておけ」の意味するところは、常に両手いっぱいに荷物を持っている人はチャンスが来てもつかめないということ。両手がふさがっているので、チャンスを目の前にしても逃してしまうという意味です。

時代の流れが変わったこともありますが、今は「俺なんて全然ヒマで・・・」みたいな余裕のあることを言ってるビジネスマンの方が格好良く見える。実はハチャメチャ忙しかったとしても、そう言い切る心の余裕に人間的な魅力を感じてしまう。

そして、もうひとつ心の余裕を持つべき大切な理由があります。これは私の持論になりますが、毎日忙しく動いているとヒラメキや天の声を聞き逃してしまうということ。

これは何故だかわからないのですが、ヒラメキのような心のささやきは、リラックスしている時にしか感じ取ることができないんです

これをアイディアと呼ぶか、ヒラメキと呼ぶか、天の声と呼ぶか、直感と呼ぶかは人それぞれ。

ニュートンがリンゴの木の下で休んでいる時に「万有引力の法則」に気づいたように、新たなヒラメキやアイディアのようなものはボーっとしている時に働きかける。と言うより、ボーっとしていないと聞き取れないんですよ。

話があちこちに散在してしまいましたが「忙しい」という状態に男のロマンは無いし、「忙しい」という環境ばかりにいると新たな一歩は踏み出せません。

毎日のどこかにリラックスできる隙間を見つけたり、心に栄養をあたえる時間(読書とか映画とか)は絶対的に必要。もし時間を巻き戻せるなら、コロナ前の自分に言い聞かせてあげたい・・・そう感じます。


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