2022-07-18

ドラマの撮影秘話

来週に迫ったドラマ撮影の準備で、脚本&監督として毎日デスクワークに追われています。

幸いなことに出演者やカメラマン、助監督の人選に恵まれ、ギリギリになりましたがプロジェクトのメンバーは25名ほど、一通り揃いました。このメンバーをまとめる作業と、脚本や香盤表の見直し作業を追い込んでおります。

役者さんは名前こそ知られていませんが、皆さんドラマや舞台などで豊富に経験を積んでいる方々が揃いましたし、カメラマンも300作以上、映画を撮り続けているベテランになります。だから、よく考えると監督である自分が一番経験が少ないという衝撃の事実。とはいえ、音楽業界で長年鍛えた右脳はまんざらじゃないでしょうから、足を引っ張ることは決してないと祈ります

それにしても、撮影というのはお金に羽が生えたようにスゴイ速さで飛んでいきます。飛んでいく早さも量も今までのビジネスの経験値で最大級。自主制作でこれほど負担になるのだから、一般の映画だとすると、一体どうなってしまうのだろう?と不思議になります。

笑われてしまいそうですが、撮影日から10日をきっているのに、まだロケ地が決まっていないシーンがある。毎日根気よくロケ地の交渉をしているのですが、協力的なところもあれば、そうでないところもある。特にお役所的な場所は余計な仕事をしたくないもんだから、どんなにお願いしても反射的にお断りを入れられます。

もちろん、何の見返りも求めずにロケ地を提供してくれる素晴らしいオーナーさんもいて、そのような方には心から感謝が溢れる。

どんなにカメラが安くなって、誰でも簡単に映画作りが出来るようになっても、こういったマメな作業をひとつひとつこなすことは骨の折れる作業。映画作りって簡単なモノじゃないと、あらためて思い知らされます。

いずれにしても、今こうして積んでいる経験は、どれも素晴らしいこと。ロケ地の交渉、役者さんのオーディション、制作チームとのやりとり、予算のやりくり・・・などなど膨大な作業に追われながら、それすらを楽しんでおります。


※こちらの写真も今回のロケ地になります。どんなシーンで使われるか?楽しみにしていてください。


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