頼まれごとの可能性
私は音響にまつわる仕事をスタートして15年近くになります。
最初はDJをやるために音響機材の事を勉強し始めたのですが、勉強している内に「どうせDJをやるなら良い音の環境でDJがしたい」となり、どうしたら最高の音響環境を構築できるか?となり、次第に仕事として施設の音響設計などの仕事も手掛けるようになった・・・という経緯があります。
これまでにナイトクラブ、バー、カフェ、オフィス、結婚式場など数日で完結できる仕事から、1年くらい費やした大型プロジェクトまで、様々な音響設計に携わることが出来ました。
自分で音響のシステムを設計し、それにみあった機材を選別し、工事までを手掛ける。特に大好きで仕方ない仕事ではないですが、誰かに頼まれたら自分の最善を尽くして受けてきた。
依頼者にとっては、大手の半額以下で発注できるし、完成度もそこそこで問題ない。完成後に何かあればメンテナンスも直ぐに行く。先方にとっては悪くないはず。
でも、まさか15年前にDJを仕事にしようとスタートした時に、音響の仕事まで引き受けることは想定していなかった。流れに任せた結果、そうなっただけ。こういうことって、人間誰でも起こりうると思うんです。
だから何でもチャレンジしてみるといい。「私はDJだから音響の仕事なんてしません」って断っていたら、今の自分とはちょっと違う人生だったのを考えると、「OK」と二つ返事で何でも頼まれごとを引き受けてみるのがいい。
「わたしには出来ません」とか「お金は要りません」なんて言う必要はない。頼まれたら何でもやってみる、それが一番。しっかりとお金ももらってね。そうしたら、こっちも適当にできなくなる。必死になって取り組むから、最終的には自分の収穫になる。
会社の経営者でも、サラリーマンでも飲食業でも、どんな職業でも同様で「私の仕事はここまで」と自分の範囲内で仕事するだけだと、チャンスを逃してしまうことさえある。周りの人があなたの良さを引き出してくれて、それに気づくチャンスを与えてくれると思えばありがたいこと。
例えそれで失敗したとしても、失うモノは何もない。
だから、頼まれごとにあらゆる可能性が秘められている限り、何でもチャレンジしてみるって大事だと思った。
↑↑↑こちらは本日のお仕事。BBQ会場のスピーカーの取り付けと配線。作業時間は約5時間。
ここで音楽を使って楽しい時間作りに貢献できること、そう考えるとハッピーです。
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