2021-09-12

何故ベリーダンスか?

先日私(Live Online Tokyo代表)が監督を務めたベリーダンスのミュージックビデオがいよいよ9月17日(金)に公開になります。動画はYouTubeにて誰でも視聴が可能。今回は何故ベリーダンスの映像を撮影したのかお伝えします。


※写真上に薄っすら写っているのは千葉側の東京湾越しに見た富士山

本日は夜からダンサー達と関係者を交えて試写会を行います。まだ自分とビデオ編集をしている2人しか完成した作品を見ていません。

撮影の素材が100あったとしたら、その中で実際に露出できるのは5くらい。テレビの撮影で3時間もロケをしていたのに、実際にテレビに出たのは20秒くらいだった・・・みたいなことと同じ。

ちなみに今回の撮影でかかった費用は全て自分の自腹で賄いました。正確な数字はお伝えしませんが、数十万単位では済みませんでした。

私がベリーダンスに関わったのは、8~9年くらい前に人の紹介でベリーダンスショーの音響の仕事を引き受けた時のこと。それ以来、便利な存在としてベリーダンス業界のあちこちで仕事をさせてもらうようになりました。

しかし、ベリーダンサーは無論、ダンサーと名の付く職業の方はギリギリの生活、または他にメインの仕事をやりながら生計を立てている人がほとんど。芸術文化が日本国内で低い水準である以上、我々がアートを職業として認められるには相当な知恵と努力が必要。

でも実際にダンスをやっている人口の多さ、レベルに関しては、日本人って世界的に水準が非常に高い。それは日本が職人的気質なうえ、マニアックで独自の文化を築くのが得意だから。

クリエイティブ面では他の国の方が水準が高いかもしれないけど、テクニカル的に日本人はイイものをもっているのは間違いのない事実。それはどんなジャンルのダンスでも同じ。

そこで思ったんです。このニッチなベリーダンス(中東舞踊)という業界に偶然にも関わらせてもらったので、この土俵で自分に出来ることは無いか?と。

ちょうどコロナでDJ屋としての職業が廃業状態になったこと機に、ベリーダンス業界をもっと盛り上げるために何かしようと考え始めました。まずは自分の身を削ってでも、自分がワクワクして、更にベリーダンス業界も盛り上がれば一石二鳥だな~と。

国内のベリーダンス業界を見ていると、メインで活躍している層は35歳~50代の女性。誰かのステージやSHOWを見に行くと、いつも同じ人が出演し、同じ人が見に来ている。オタク文化ならではのニッチでマニアックな業界ともいえますが、見方を変えると師弟関係がはっきりとして、秩序が保たれている部活の延長のようにも見える。

「これは1回壊すべきか?」

そう考えたんです。そもそも私はベリーダンスの世界に利害関係はありませんし、誰から嫌われても怖くない。そこで、日本の秩序を無視して中東やヨーロッパの人達も面白がって見てくれるような面白い映像を作りたいと考えました。

メンバーはルックス重視で寄せ集め、何の接点もない5人。音楽畑で長年培った経験をいかし、選曲は自分がプロデュース。これぞDJ Jobowプロデュース作、という映像を作ることになったんです。

監督業をスタートして、まだ1年も経ってませんので正直アホみたいな話です。「もっと経験を積んでからやれ!」と言われそうですが、経験を積みながらやればいいんですよ。出演者もその点は理解していますし、信じてくれてます。成功しても失敗しても全ては自分の責任、そのための経費全額自腹なんです。

しつこいですが、他にも同様の作品をもう1作は作ります。才能のあるダンサーが世界で活躍できるように、自分の成長と共にやる気に溢れるダンサー達をサポートしたい。それが身近な目標、ゴールは制作したこれらの動画が国外でバズること!

さあ、やる気のある人。この指とまれ!


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