2010-06-09

MY Mobile DJ History

Mobile(モバイル)DJ サービスと言う前例のないビジネスを本格的に始動して、そろそろ1周年になります。モバイルDJ と言ってもほとんどの方は理解できないようですが、これは当たり前です。多分携帯電話でDJ が音楽をどうにかする・・・くらいが思いつくところでしょう。

アメリカではこの仕事はビジネスとして成立しています。パーティー文化が栄えている国ですから需要が多いですし、国民性もありますが年寄りから子供まで音楽が生活と切り離せない国ですので、今後も消滅するビジネスではないと思います。

そうそう、モバイルDJ の意味ですがヒップホップ文化から発祥したのですが、ボク思うにそれ以前からあったと予測します。要するにDJ と名の付く前は「音楽狂いの人」くらいに思われていたかもしれません。「音楽大好き人間」というレベルではなく、レコードを必死に集め好きな音楽さえあれば水だけで生きていけるような人間です。多分あまりの音楽の好きさに人にも薦めたくなったのでしょう。いや、もしかしたら大音量で音楽をかけて踊ることに生き甲斐を見出していたのかもしれません。

アメリカでのパーティー習慣はボクの知る限り、スウィング・ジャズの時代(1940年代)からありますから、音楽と踊りというパーティースタイルは歴史の浅いアメリカにおける一番歴史の古い社交スタイルなのかもしれません。なかなかモバイルDJ の意味に到達しませんが、要するにどこかの「音楽狂」がラジオやジュークボックスでは飽き足らずに、自分が聞かせたい音楽への欲求を満たすために、レコード・プレイヤーなどの音響を持込んで、パーティー会場でラジオDJ のような振る舞いをしたことに起源があると考えます。

そして40年代後半からジャズ・クラブが繫栄し、60年代にはライブ・バンドの流行りと共にナイトクラブが栄え、既にこの時期にはクラブDJ の存在は成立しています。70年代中期にDJ Kool Herc が近所の廃墟ビルで機材を持込んでディスコソングをミックスして週末にパーティーを開催していましたが、これが紛れもなく「Mobile DJ」の誕生を決定付けたと言えるでしょう。

ということで、さすがに自分は廃墟ビルには行きませんが、お誘いがあれば行けるところへは行きます。ジャンルについては今後チャンスを見てお話しますが、あり得ないほど幅が広いですし、なんといっても持論は「来客者を喜ばせてナンボ」ということです。そういった意味で仕事上ではアーティストではなく、サービス業と同じレベルであるべきだと考えています。


↑おまけの写真はボクがこの道へ入るきっかけとなったモバイルDJ の「DJ Cris 氏」。


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