Foot In The Door
Foot In The Doorという交渉テクニックをご存じでしょうか?
英語の解釈からも想像できるように、誰かの家に訪問した際にまずはドアに片足だけ突っ込むことを意味しています。要するに相手に話を聞いてもらうために、まずは簡単な話を聞いてもらい認証を得たうえで、徐々に自分の達成したい目的に近づけること。
例えばスーパーの店頭に「大根1本50円 大特価!」みたいのがそれにあたります。入り口でお客さんの心を引き付けておいて、店内に入るに従いより多くの商品を購入してもらうことで、そのスーパーは利益を生みます。
または整骨院で「初回60分 1000円」みたいのも同様で、最初に間口を入りやすくし、一度体験をしてもらうことで安心感を持たせ、次回以降の継続的な来客を狙う戦法です。
このように、私たちの日常では気が付くだけでも多くのFoot In The Doorテクニックが商売に利用されています。最初に簡単な依頼を通し、最終的に本来の目的へと誘導する心理的なテクニック。これは商売だけではなく、異性をデートを誘ったり、部下に仕事をさせる方法としても有効です。
他にもこのようなテクニックは存在しますが、ビジネススクールで教えられているような心理的誘導法は、学校に行かなくても商売をやっているうちに自然に身に付きます。知識として学校で習うのとは違って、ビジネス経験の中でもっと繁盛するにはどうしたら良いのか?を考え、日々研究さえしていれば勝手にそのような結論に導かれるハズです。
だから必然的に商売を成功させている人や、仕事ができる人は人づきあいも上手くなりますし、経験から人を気持ちよくコントロールする術も備えている訳です。
なので、私個人としては高学歴の知識人間よりも叩き上げ系でそのような知識を身に付けている人に惹かれますし、人間的な魅力を感じます。
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