相手に期待しない
このブログで何度も語っていることですが、人が傷をつく原因はズバリ相手に期待をするからです。
これは生きて行く上で非常に難しいテクニックですが「相手に一切の期待をしない」ことを徹底すれば、人間関係で傷を付く機会は大幅に減る。
これは私の大好きな小林正観さんも講演で語っていたことですが、家の中で他人が自分の部屋やトイレの掃除をしてくれて、他人が自分の汚い下着を洗濯してくれて、自分のために食事を作ってくれたらどう感じますか?ありがたいですよね。
その他人とは奥さんのこと。口うるさい奥さんのことを他人と思って一切の期待をしなければ、食事を作ってくれたらありがたい・・・そういう理論です。
今の例えは究極になりますが、私達は日頃の生活の中で相手に少しでも良く扱われたいと期待をかけるから、その期待が思うように返ってこないと不満になる。自分がやさしく接したから、相手もやさしく接してくれるはずだ・・みたいな。
もちろん、自分が相手に投げかけるやさしさや思いやりは失ってはいけない。自分は相手に与え続けるのが前提。
でも、その投げかけたモノを相手から返ってくることを期待しないということ。Give and Takeの関係ではなく、Give and Giveでいい。それじゃまるでお人好しみたいじゃねーか、と思われますが、それでいい。プライベートはその生き様でOK。
これはビジネスの現場でも同じで、相手が得をするようようなサービス(バカを見るというわけではないよ)を提供してあげればお客さんから喜ばれるようになっていて、ビジネスが繁盛する仕組みになっている。
そのサジ加減は繊細ではあるけれど、自分だけが得をする(つまりTake)仕組みのビジネスって長く続かない。まずは先に相手にGiveをして、決してその見返りを求めないってこと。求めないって言うよりは「期待しない」ということ。
難しいけど、このテクニックが使えるようになると、とてもラクに生きられます。
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