2019-08-22

DJ 盛り上がらないとき

前回のブログではDJにプレイリストは必要か?について勝手に語りました。私の場合ですが、そんなモノを用意しても当日に役に立つことはないという結論でした。

DJは天から舞い降りてくるインスピレーションで次の曲を選曲すると断言をしましたが、では舞い降りてこない時はどうしたらよいのでしょう?困ったことに、これが結構な確率で起こるんです。しかもそのような時は自分の優柔不断な「気」がゲストに伝わってしまい、空気がどんよりしていることが多い。

しかし次に説明する方法をトライしてみると、その空気がスカッーと晴れ、この壁をブチ破ることができるかもしれません。(これは自分の経験なので、他の人に役に立つかはわかりません。ですので、しょーもない話として聞いてください。)

例えばその会場には30代から50代くらいの男女、200名くらいが集まる外資系企業の夏祭りとしましょう。会社のパーティーはお互いが普段から共に顔を合わせ働いている上司部下などの関係もあるので、なかなか盛り上げることは難しいものです。ゲストの年代が広く、ボールをどこに投げていいかわからない、全くきっかけがつかめない時。

そんな時はよ~くお客さんを観察してみてください。

絶対にどこかにはいます、足が少しだけ動いている人が。プレイしている曲を口ずさんでいる人が。一瞬だけ恥ずかしそうにステップを踏んでみた人が。

そうです!そこを目掛けてピンポイントに狙いをかけ、打ちまくるのです。200名中の1人か2人でいいのです。あとの198人は無視してください。

しばらくすると、状況が少しだけ変わります。その一人か二人ののバックグラウンドを探り、ハマった曲を探り当てたら、そこから伝染させれば下準備OKです。2人からその同世代の5名となり、10名と増え、ある程度のカタマリになったら攻撃開始!その世代のキラーソングをメッタ打ち、自分の熱量もかなり上がるので、そこだけ盛り上がるという現象が起こります。そこから更に横へ横へと感染させられるかは、経験の問題。ここまでの状況を作れるだけでも上等だと思います。

以上、こちらの参考例はあくまでモバイルDJとしてのパーティーです。通常のクラブDJさんですと、お客さんが音楽を求めて来場されるので、もっと簡単だと思います。

DJとしてボールをどこへ投げていいかわからない時。また全くインスピレーションが沸かず、ゲストの盛り上がりもゼロ。
復讐しますと

1 ゲストの一瞬のスキも見逃さない。音楽に反応している人がいないか観察。

2 適当な標的を見つけ、ピンポイントに狙い撃ち。

3 バイブレーションを感染させる

これをあきらめないで繰り返してみてください。私の経験から状況は打破できます。


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