2022-04-12

電話 人間関係 深さ

昨日の夕方、少し休憩をしていたところ電話が鳴りました

スマホを取り、電話に応じると久々に昔の仕事仲間からの連絡。「おおっ~元気かい?」と私は驚きます。忘れていたわけでは無く、思い返せば彼とはコロナ中も全然連絡を取り合ってなくて3年ぶりくらいの会話になります。

私は何か用事があったのかと思い「何があったんだい?」と質問をしました。というのも、私に電話をしてくる人は9割が仕事絡みのことだから。それは仕事の依頼だったり、契約している内容について質問だったり、スケジュールの確認だったり・・・いずれにしてもメールでは伝えるのが面倒で、すぐに回答が欲しい事に対して電話が来ることがほとんど

何の用だろう?という私の疑問に対して、ヤツの答えは「何にも用は無い」とのこと。その時、何故か分かりませんが私の中ですごく嬉しい気持ちがこみ上げてきたんです。だって、何も用がないのに電話してくるヤツなんて母親以外に誰もいない。

ヤツとは10年前くらいに私がインターネットにバイトの募集をした際に応募してくれて、それ以降は仕事で苦楽を共にした仲間。日本全国あちこちDJで出張に行ったり、彼が新しいビジネスを展開する時も相談に乗ったりしました。

お互いにどうやったらビジネスを上手く展開できるか・・・DJビジネスだけじゃなくて、不動産とか転売ビジネスとか小規模ながらもあれこれ考えた時期もありました。現在はそれぞれの道を歩んでいますが、電話で話をしていると仕事で苦楽を共にした絆ってスゲーなと。

何にも用が無いのに、いつまでも会話に話題が尽きない。

コロナ中でも自分のビジネスを軌道に乗せた彼は、昨年最高売り上げを作ったとのこと。まるで自分のことのように嬉しくなる。

一方の私はDJ以外のビジネスを立ち上げようとしていることにヤツも驚く。将来を見据えた自分のプランを誰かに話すことは今まで無いのですが、思わずヤツには打ち明けてしまった。

30分以上の長電話を終え、思ったことがあります。果たして自分は何も用がないのに電話をかけられる人間が何人いるだろうか?と。

私の電話に対するイメージは「時間のレイプ犯」。メールやSNSでの連絡がメインになった現在では電話って迷惑以外のナニモノでもない。そう考えていましたから。

SNSで広範囲なつながりが持てる一方、人間関係が希薄になりつつ今。

電話が掛かってきても迷惑と感じることなく、思わず時間を忘れるほど電話で話して楽しく過ごせる相手が何人いるのか?身の回りの人間関係の深度を計る上で参考になる数値と感じる


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