共に死す
昨日こんなニュースが世間を騒がせました。
※写真はNHKより拝借
おい、エイプリルフールだからと言ってウソだろ!またまた、本当?
何を隠そうOnkyoは私が子供の時から大好きな日本産のオーディオブランド。本気で応援していたので、結構前から株式も購入していました。
オンキョーが上場廃止になるということは、私が保有しているオンキョーの株は紙くずになるということです。大した数量ではないので、数十万円の損失で済みますがショックは大きい・・・大好きで応援していた会社なので、オンキョーと共に死すことも悪くはないと自分に言い聞かせる(実は上場廃止になる株を購入してしまったのは、これで2回目)
オンキョーと言えば70年間に及ぶ会社の歴史で家庭用の最先端オーディオを仕掛け、1970年代後半にはシステムコンポの製造、ホームシアターシステム、ドルビー技術の先駆けであり、近年ではハイレゾサウンドにも力を入れていました。
数年前にギターのギブソンとの資本提携(後にギブソンは破産)、パイオニアのホームオーディオ事業を譲渡され、KAWAIとの業務提携などを試みたがどれも上手くいかず苦戦。アナログオーディオでは大勝利できた会社ですが、デジタルのテクノロジーで持ち前の技術力をアピールすることはできませんでした。
過去に一世を風靡したOnkyoやSunsuiのような日本のオーディオブランドが輝くを失っていく姿を見るのは悲しいものです。
オンキョーは7月末には上場廃止が確定してしまいましたが、どこか資金力のあるファンドや海外の会社が救済に名乗りを上げてくれるのを期待したいです。技術力はジャパンブランドそのものですので。
しかし過去の栄光から抜け出せず、アナログ的な固定概念から新しいヒット商品を生み出すことが出来なかったのは敗因。それは誰の目にも確かで、数年前にリリースしたハイレゾ・オーディオ・スマートフォンが精一杯の商品力だったことは悲しささえ感じた。
まあ、上場廃止になっても私は応援し続けますけどね・・・
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