病気を治す
私がバセドウ病と付き合いを始めて10年近くが経過しました。最近は薬も飲んでいませんが再発していません。
バセドウ病とは自己免疫疾患のひとつで、細菌やウィルスなど本来は自分の体を守るための免疫が、自分の臓器・細胞を攻撃してしまうことで起きる甲状腺の病気。国内では1000人に1~3人くらいの確率で患者さんが存在するようです。
この病気になると、何もしなくても体が信じられないくらい重くなり、ヘタすると起き上がれないくらい体が言うことをきかなくなる。
こんな意味不明な病気に何故なったのか?当時は全然わかりませんでしたが、今は理解しています。
その理由は私が過剰に自分にストレスをかけ、自分の進むべき方向と違う道へ向かおうとしていたから。だから神様は「ちょっと待った!」ってストップをかけるために私を強制的にダウンさせた。
現代医療でこの病気が確実に治る治療法はなく、この病気を治したい誰もが行き着く結論がある。それは自分と真剣に向き合って「考え方」と「ライフスタイル」を変えること。私の場合もこの2つに真剣に向き合いざるを得なかった。
で、「考え方」とは物事のとらえ方。「ライフスタイル」とは時間の使い方。
バセドウ病が自分で自分を攻撃しているように、以前の私は自分で自分にストレスをかけていた。それが原因だってわかったから、自分にストレスをかけるようなことは一切やめた。ボロ雑巾みたいにこき使うのをやめたし、自分にやさしくしてあげるように心がけた。
そうなると同時にライフスタイルも変えなければならない。まずは時間の使い方を変えた。どうでもいいことはやらない。やらなくていいことは極力やらない。どうでもいい人とは付き合わない。(すべての付き合いをやめるという意味ではない)
そうすると、やるべきことだけに集中できるし、自分の時間が増える。自分の時間を大切にして感性を磨いたり、教養を養ったり、気分が良くなることに取り組む。
その結果ストレスが減って、自分にやさしくなって、ついでに人にもやさしくなるという好循環が生まれる。
何かの病気になるという背景には、必ず自分が蒔いた種がある。遺伝なんて関係ない。自分が重ねてきた毎日の生活習慣や考え方の蓄積が健康な心と病気の分かれ道になる。
バセドウ病になったおかげで、そんなことが理解できるようになったからスゴイ。病気サマサマです!
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