夜中の訪問者
昨日の夜は6月にしては寒かったのですが、就寝後1匹の「蚊」にたたき起こされました。
何故こんなに寒いのに蚊が元気に飛んでるんだ?と寝ぼけながら、そのまま眠りに着こうと頑張ってみたが、耳元で暴走する奴らのエンジン音が恐怖にさえ感じる。
仕方なく一度起き上がって、寝室の電気を全開に点ける。これは絶対に退治をしなければ・・・
市販では殺虫剤とか蚊取り線香とか、蚊の撃退グッズが沢山あれど、私が愛用しているのはコレ↓
よくあるワンプッシュで蚊がいなくなるなんて宣伝文句の商品は全部ウソで、今までまるっきり効果が無かった。最近は年々「蚊」も勉強をしているので蚊取り線香くらいでは死滅しない。それに比べて、このラケットは狙いさえ定まれば確実に息の根を止めることが出来る。
私がこのラケットを購入したのは数年前にキャンプへ行った時。その時は蚊ではなく、アブに悩まされた結果、このラケットを購入してみることになった。
ラケットの効力は蚊はもちろん、ハエやアブにだって効果があることを実証済。対象物は微弱電流が張り巡らされた鉄網に触れることで「バチッ」と火花を立て、羽を負傷して墜落する仕組みだ。だから大きいアブやハチなんかは墜落してもまだ生きていることが多い。
ハエタタキだと三振の可能性もあるが、この商品はテニスラケットと同等くらいの面積で奴らを逃さない。一家に一台は必要なお勧め品だ。
それにしても、この夜は電気を点けたところまでは良かったが、耳元で暴走していた肝心の「蚊」はどこへやら。どこを見渡しても見つからない。15分ほど粘っていると、枕元を楽しそうに飛行している「蚊」を見つけ撃沈させた。
これで平和が戻った。さあ、夢の続きを見に行こう・・・
電気を消して、再び就寝に着くと、その10分後に信じられない出来事が起こる。
「プ~ン、プーン」と私の耳元で騒ぎ立てる暴走族が新たに出現。「ほ、他にもいたのか・・・」
電気を点けて辺りを見渡すが、奴らの気配はどこへ?私はラケットを構え、錦織圭がレシーブを受けるような体制で待ち構える。10分、20分と時間が経過する中、時計を見ると朝の3時半。いつまでこんなことをやっているのだろう?
大体、何故自分の何倍も小さい虫1匹にこんなに脅されてビクビクしてんだろう?と女々しくなった。と、その時・・・
私の視界に入った小さな遊泳飛行物体が目の前を通り過ぎる。そしてラケットを振りかざすと「パチン」と音を立て、そのままゆらゆらと落下・・・
「今度こそ平和が戻る。」
気が付くと窓から薄明りが差し込み、新しい日がやってきたことを実感。
今日はおかげで寝不足気味で、2匹の蚊に人生を左右させられる屈辱の中、黙々と作業をこなしています。
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