Tropical Night
単にDJ と言っても様々なタイプがありますが、私達の場合はモバイルDJと言って普通のクラブDJとは違い、現場がクラブではありません。逆に現場がクラブだけのDJ達には知られざる難しさがあり、それが最高に面白いのですが、それは担当する現場に集まるお客様が十人十色だということ。
わかりやすく言うと、ラーメン屋にはラーメンを食べたい人々が集まるのですが、名の無いレストランに集まる人は、その瞬間までその人が何を食べたいのか分からないということです。つまり、ヒップホップのクラブにはヒップホップ好きの人が集まるので、そのDJ はヒップホップをプレイすれば皆に喜ばれる。ディスコのパーティーならディスコ・ソングをプレイすれば、大きくハズれることはありません。しかし、モバイルDJ の現場は当日になるまで何を求められるのか全くわかりません。おおよそのことは事前にお伺いを立てるのですが、ヒント程度でしかないのです。
そこではDJ としてのアーティスト性は必要なく、音楽の知識がどれくらい深いか・・・というのが勝負となります。その人の年齢や育った環境などを想像しながら、会場にいる方々の気持ちが自然と音楽へ入り込めるように仕向ける。そして最終的には音楽を通じて楽しみ、満足してもらう。正直、毎回至難の業と思いながらも、そこにDJ としての醍醐味を感じながら自分も楽しめる。ヒップホップは大好きなのですが、ポップス、ロック、ラテン、カントリー、ジャズなどジャンルを超えて様々な環境でプレイできるDJ こそが本当の意味でのパーティーDJ だと最近つくづく思います。
本日のオマケ写真
トロピカル・ナイトの美味しいアメリカン・フード。そしてその目玉が↓
豚の丸焼き!
この日はご依頼者の昇進パーティーも兼ねており、お祝いの際にフィリピンの習慣として豚の丸焼きを振舞うそうです。ゴメンね豚ちゃん、でも美味しかったよ!
ちなみにこの日の音楽はサルサ、ハワイアン、フィリピーノを中心にトップ40で攻めました。
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