錯覚させること
以下の書籍のオーディオブックを2回聞きました。
ふろむだ著・人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
こちらのオーディオブック、何故2度も聞き返したかと言うと添付の図表が76個もあったから。
オーディオブックと言うのは本と違い、目から読むものではなく耳から情報を入れる。オーディオブックの利用者は何かの理由があって本を耳から聞き入れているわけです。
本の朗読途中に「図25を参照ください」と言われても見ることが出来ない。私の場合は車の運転中にオーディオブックを聴くのが大の楽しみ。でも運転中にスマホを開いて図を見るわけにはいかない。事故っちゃいますから。
本を読んでいる時に図表などで説明をしてくれるのは、わかりやすくてありがたい。でもオーディオブックはNGだと感じました。なんせ76種類もの図表を添付しているオーディオブックを理解するのは、話の内容を半分も理解できない。
それでも、私が2回視聴させていただき理解した素晴らしい内容があるのでシェアしたい。それは人生に「錯覚資産」を上手に利用すれば、楽に生きられる・・ということ
著者であるふろむだ氏の成功哲学は以下の原理で成り立っている。ズバリこの3原則がこの本の最終的な答えだろう。
人生は実力よりも錯覚資産、そして運が大切と言うこと。では錯覚資産とはなんぞや・・・
例えば「田中さんは国会議員」と聞くと、ほとんどの人は田中さんはさぞ偉い人で人間的に優秀だと思ってしまう。でも田中さんが国会議員ということと、人間的に優秀というのは何の関係もない。ただ、国会議員という肩書き(これがまさに錯覚)を持っていることで、彼に対しての想像上の付加価値が無数に付いてしまう。
国会議員だからお金を持っている、国会議員だから仕事が出来る、国会議員だから人望が厚いなどなど・・・でも実際は国会議員でも銀座で毎日飲み歩いていたり、人のお金を自分のお金みたいに使いまくっていたり、と現実とかけ離れていることも多い。
世の中は努力や実力で何とかなるわけではなく、自分が得となる経験や肩書きを積んでいる人の方が成功を招く可能性が上がる。
人生における自分自身の売り込みは努力や実力ではなく、PV数(自分を見てもらう回数)とCV(実際の成果)によって決まるという考え方。これはネット世代特有の思考でSNSなどでもインフルエンサーとして成功している人はほとんどがこの考え方。インフルエンサー(影響力のある人間)に人は集まって来ますから、これはSNSに限ったことではない。
どんな分野でも影響力のある人になれば、必然的に成功しやすくなりますが、それには努力や実力ではなく「錯覚資産」を沢山獲得して世の中を上手く渡って行きましょう。。。そんな主旨の本だと解釈しました。
全ての図表を見ていないのでこの解釈が正確な解釈かはわかりませんが、自分へのメモとしてブログに記載させてもらいます。
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