奇跡のリンゴ
昨日は体を壊してしまい、ベットから起き上がることが出来ませんでした。症状としては高熱と激しい下痢。何も食べることが出来ず、恐らく食中毒のような症状だと考えられます。
朝も昼も起き上がれずに一日中寝ているので、夜中に目が覚めてしまい、仕方なくアマゾンの電子書籍から本を選んでいたところ「奇跡のリンゴ」の作者、木村秋則さんの書籍に目を奪われた。
2011年に本の出版はもちろん、映画にもなっているので一般的な認知度は高いと思いますが、私は具体的なストーリーまでは知らなかったので読んでみることにしたんです。
知らない方のために簡単に本の内容をまとめると、
津軽のリンゴ農家に婿入りしてリンゴの栽培に携わった作者。妻が農薬の散布時に寝込んでしまう症状を見て絶対に不可能とされたリンゴの「無農薬栽培」にチャレンジ。あらゆる方法を用いてトライするも、何年にも渡りそのチャレンジは実らない。リンゴ畑が枯れ果て、収入も途絶えてしまい家族共々極貧生活を送る。いっそのこと自殺してしまおうと山に向かいロープを首にかけようとしていた時、ふと目にしたどんぐりの木からヒントを得る。そこから数年、リンゴは実を付け始め、協力者の応援もあり全国に無農薬栽培の農業を広めていく・・・
と言ったストーリーだ。
確かに映画にしたら感動的な物語になるだろうし、なんせこの話は100パーセント実話。
でも10年以上も経ってこの話が再び取り上げられている原因は、作者が経験した内面的な題材にあるのかもしれない。
それは作者が若きし頃に龍を見たという経験だったり、UFOを目撃したり、更には大人になって宇宙人と話をしたりという具合に。毎朝リンゴの木に話しかけたり、虫ケラさえもこよなく愛する姿が2024年に新たな読者を引き付けているのだろうと思う。
ある意味、非常にスピリチュアルな生き方を貫いていて、しかも誰より経験と通じてそれを実証しているから面白い。
人間がどれほど進化しても大自然には敵わない事、人間の非力さを理解していて、農業を通じて地球規模での自然サイクル、共存や環境問題も定義している点は、まさにこの時代に必要な本気のスピ系ではないか?そんな風に思わせてくれる。
この本を見ていて、リンゴが無性に食べたくなり、丸一日病気で何も食事をしていなかったのでリンゴを食べることに。
とてつもなく美味しく感じたそのリンゴは、どこかの土地によって芽を出し、誰かの手によって育てられ、誰かの手によって近所まで流通をした結果、私の口に入った。そんな長旅をした1個のリンゴは100円とか200円で買えるんだから、これはもう感謝でしかない。
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