生ライブであること
知り合いのベリーダンサーJJ Rohitaが開催している「Bohemian Jui」というイベントへ行ってきました。
JJ Rohitaは日本で唯一無二のジプシーダンサーで、とてもクリエイティブな脳ミソの持ち主。毎回面白いコンセプトを打ち出し、ストーリー、衣装、ダンスの振り付けまで独自の世界観を作り上げている女性。
今回はトルコからMiliaさんというトルコ在住のターキッシュスタイルのベリーダンサーが帰国中とのことで、Miliaさんをゲストに迎えてのShowとなりました。
海外で活動しているダンサーは、一体どのくらいのエネルギーを放出するのか?そこが私の見たかったポイント。
ダンサーでも役者でも同様ですが、キャリアを多く積んだ方々の特徴的なところは、その人自身の存在感。ステージに出た途端に体の内側からにじみ出るオーラみたいなモノを感じます。わたしは目が悪くて、遠くに陣取るとパフォーマーの顔が見えないんですが、そんな状況でもMiliaさんからは強いエネルギーを感じました。
こういったダンサーがステージで作る自分の世界観は「1.ダンサー自身の訓練されたパフォーマンス」、「2.選曲」、「3.照明などステージ上の演出」でほぼ決まります。その3つをコントロールしていれば、見ている側に強烈なインパクトを与え、永遠に記憶に残すことができる。
更に付け加えると、私も長年ステージに立ったり、他人のパフォーマンスを見て、感情が動いた瞬間というのはステージ上でオーディエンスとパフォーマーが一体になる瞬間が作れるか?という点。
役者やパフォーマーは上手に演じていればOKではなく、どれだけその場にいる視聴者の心を取り込めるか?は絶対的に大切。その技が成せるのは、ほんの一握りのパフォーマーで観衆を虜にしてしまう逸材と言えるのでしょう。
感動的なパフォーマンスを生で視聴することは、心の栄養となり自分を元気づけてくれる。アーティスト活動がこれからどれだけの期間を通して、再開されるかはわかりませんが「生のライブを味わう」という贅沢な時間を過ごせること、今後も続くことを願います。
コメントを残す