2020-11-22

黒魔術のセミナーに参加

ここ3ヵ月ほど、映像機材を爆買い中でお金の減りが激しく恐怖を感じています。今後の新たなビジネスに映像を取り入れていく予定で、設備的な初期投資になります。音響機材も単価が高いですが、映像機材は更に単価が高い。

それでもひと昔前に比べると映像機器は民法の放送局が揃えているような業務用の機材が一般人にも手が届くほど安くなりました。20年前だったら500万円くらいの機器が10分の1で買える時代、デジタル技術の発展に恩恵を受けています。

特にコロナ以降の生活で増えたテレワーク環境を構築するために多くの個人や企業が映像機器を導入しており、映像関連機器を豊富にリリースしているRoland(ローランド)という企業は業績が好調で、再上場するというニュースもあるくらいです。

私はこの3連休は、どこへも出かけずYouTubeで生配信されるオンライン・セッションにハマっていました。配信元は画期的な映像機器を数多くリリースしているブラックマジックデザインというオーストラリアを本拠地に置く映像機器メーカーのセミナー。

いまやYouTubeなどのあおりを受けて個人で配信をする方が急増していますが、ブラックマジックのカメラやビデオミキサー(Atemシリーズ)などの製品はアマチュアレベルの個人はもちろん、プロの現場でも使われていて信頼度が高い。しかもお手軽な価格で購入できる製品もありますから、ここ10年くらいで一気に人気に火が付いたわけです。

今回はブラックマジックがリリースしている無料の動画編集ソフト「DeVinci Resolve 17」が大幅にバージョンアップされたのを機に関連の多い商品紹介や取り扱い方の説明がありました。

今回のセミナーで特に印象的だったのは名古屋商科大学の学長、栗本博行さんのセミナー。コロナ禍でいち早くリモート授業を取り入れ、国の太鼓判を与えられるほどの取り組みをしています。普段は先生で映像の専門家でもないのに、インターネットで機材を調べ自分たちで説明書を見ながら試行錯誤をしたらしいです。プロでも新しい機器を扱うのは根気の必要な作業ですが、素人がそのようなチャレンジをするのはスゴイ勇気。

今では各教室に100万ほど費やしたという映像機器を駆使し、各分野の先生方がオンライン授業で活躍されているようです。生徒の出席率も非常に良いとのことで、遠隔でも受講生にストレスを与えないよう様々な工夫を聞くことが出来ました。やはり実際に苦労をされて方のお話は参考になることばかりと感じます。

私たちのようなDJ会社(音響会社)に携わるモノ、エンターテイメントに関わる仕事の様式も今後は確実に変化をします。映像を通して個人が力を持つ時代はすぐそこに来ており、今は自宅から世界へ生放送ができる現実があります。これをビジネスチャンスと捉えないで、なんと捉えるのでしょう?

ワクワクする面白い時代に生まれて、自分はなんて運が良い!と思わずにはいられません。


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