コロナ禍ウエディングのタイミングは?
今週末は約100日ぶりにウエディングパーティーの案件が再開、コロナ対策をしっかりと踏まえた上で無事にお見送りまで終えることができました。
私は実際にオペレートには加わらなかったのですが、弊社のスタッフが久しぶりの現場仕事ということで、普段よりかなり早めに会場入りをし準備にかかったようです。
個人的には2020年のイベントやウエディングパーティーが開催できるタイミングは7月と8月しかないと考えており、ここで開催できる方は素晴らしい判断力だったと思います。どうしても結婚式を挙げたい方は7月~8月のタイミングを逃すと、次に開催可能なのは2021年の夏以降になると予想。その理由を私なりにお話します。
というのも、言葉が適切かはわかりませんが、私たちが経験したことのない見えないウイルスとの闘いの中で、このタイミングというのは「経済的復興へのテスト期間」という通過点に差し掛かっている時期だから。政治的には5月までに落ち込んだ経済を取り戻すために必死で、GoToキャンペーンも前倒しになったほどです。
誰もこの先にどうなるかは予想がつきませんし、1か月後にどうなっているかも未知の世界です。その証拠に6月の時点で7月に東京都内でコロナの感染拡大が起こることを予想できた人は少ないでしょう。
やや悲観的ですが、恐らく9月までに第1波の感染は世界的に猛威を振るい、10月には第1波とは全く異なる勢いで2波の到来が始まると予想しています。その時、特に日本のようなPCR検査の体制が圧倒的に少ない国は、急激な患者の増加に耐えられず、医療機関が崩壊する状況に追い込まれるかもしれません。
この予想が当たらないことを願っていますが、過去のウイルスの歴史や著名人の意見を参考にすると、皆さん同じような意見なので、まんざら適当な予想でもないと私は感じています。誰も体験したことのない危機的な状況を参考にするには歴史を調べるのが一番。人間はいつの時代も失敗からしか学ぶことができないからです。
米ジョンズ・ホプキンス大によると、新型コロナウイルスの世界の新規感染者は2020年7月9日の集計分で約22万7千人と過去最多。またアメリカの感染者数は7月10日の、たった1日で6万6645人とこちらも過去最高を記録。にわかに信じがたいデータですが、専門家の予想に反して凄いスピードでインドやアフリカなどの新興国にも広がりを見せてます。
ウエディングの仕事を再開できたハッピーなお話から、かなり恐ろしい現実の話となってしまいました。しかし私の会社では今現在は9月から週末の予約は全て埋まっており、年末に向けてギアを上げる準備もしています。
こういった現実に対し、全く予想不可能な未来のはざまで、何を頼りに自分の行動主旨を決めるかをしっかりと見極めたい。受け身のままでいると、いつまでもニュースや世論に流されるしまう。少なくとも、このブログを読んでくれる皆さんには、最悪の状況も想定したうえで、この難局を共に考え乗り越えたい。
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