親が子供に投げかける言葉
先日イーハトーヴクリニックの萩原先生から受けた潜在意識の授業では衝撃的な事実をお伝えいただきました。
それは人間が8歳~9歳ころまでは顕在意識と潜在意識の境めがなく、つながっているとのこと。要するに子供は常に潜在意識を中心に物事を受け入れているということになります。
大人になるにつれ、顕在意識と潜在意識の間にクリティカルファクターという膜のようなモノによって徐々に意識が仕切られていく。それは、大人になってからどうでもいい情報が潜在意識侵入するのを防ぎ、ネガティブな子供の頃の記憶が浮かんでこないようにするためらしい。
逆に子供の頃は、母親、父親、学校の先生に言われたことを潜在意識に落とし込まれ、記憶として蓄積されていく。その記憶こそが人間形成の大元となる道徳観となり、その人の心や人間像を形どる骨組みになる。そう考えると、子供の頃に一番身近な親から言われることは、その後の人生に大きく影響を与えるということです。
だから「あれはダメ、これもダメ、そこは危ない」と言って子供を育てるよりも「お前は天才だ、お前ならなんでも達成できる」と言われて育った子供に天才が生まれるのはごく自然な事。子供の将来を大きく変えるのは親が発する普段の言葉使いが大きく関係していることが理解できる。
特に日本人の資質的に周囲と協調することは美徳でありますから、8割の人が同じような思考を持って行動する心理的要因は、すでに子供の頃に形成されていたということになります。
人間って本来はスゴイ能力を持って生まれてきます。その才能を摘み取ってしまうのも、伸ばしてあげるのも幼少期に親が子供に対して投げかける日常の言葉が重要。これは紛れも無い事実。
幼少期の子育てで一番理想的なのは、子供に選ぶ権利を与え、考えるチカラを養ってあげること。親はそのサポートをするだけでいい。あとはスゴイね~と褒めてあげればいいんです。
とはいえ、子供のことを一生懸命に考え苦労しないように安全な方へ導いてあげたくなるのが親の性ですから、難しいところで、ついつい子供の行動を制限するような教育をしてしまう。
私が子育てをしていた時期は、まだ20代で精神的に子供でした。それはまるで子供が子供を育てているようなもの。もし当時の私が、今くらいの思考力を持っていたら・・・とやわらかな後悔をしますが、そうやって育った私の子供は、親の元を離れ十分にステキな大人に育ちましたから、まんざらでもありません。
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