2022-11-10

期待しない

人は何故「こんなはずじゃないのに!」と悲しい気分になるのか?

それは、そのモノに対して期待を抱いてしまうからだと思います。「想い」が強ければ強いほど、その期待が外れた時のショックは大きい。だったら「想い」を持たなければいい、というのは仏教的な考え方。期待をしない、想いを捨てる、執着も捨てる・・そうすれば生きていて感じるあらゆる”悲しみ”から解放される。

ある先生は人生に「夢」も「希望」も必要は無い、日々を淡々と生きて行けばよいと唱えています。私はそれが正解だとは思いませんが、確かに夢も希望も無ければ、夢破れて悲しむこともないし、希望通りにならない・・・と嘆くこともない。

人間の歴史を振り返ると、夢や希望を持って大志を描いた人間が文明社会を築いてきたわけだし「金持になりたい」とか「世の中をアッと言わせたい」など、若い時から夢を抱いて毎日の生活を送っている人に対して、他人がとやかく言うことではありません。

また、最近新たにムーブメントになっている「引き寄せの法則」を全て鵜呑みにするのも危険。念じてモノを引き寄せられるのは魔法使いだけで、3次元の世界では「行動」することでしか現実を変えることは出来ない。東京のアパートの一室で「大阪へ旅行へ行きたい」と念じても、瞬間移動出来るわけはなく、大阪へ行くには東京駅から新幹線の乗るという「行動」をすることで考えていることが実現する。

そんなバカバカしいことを真面目に考えていると、期待はしないけど毎日淡々と行動を積み重ねることが人生をうまく生きて行く方法だと思うようになった。

「絶対にこうしてやる」みたいな期待はしないけど、その目標に向けて淡々と向かい続ける。期待をしていないから「失敗」という概念がなく、すぐに軌道修正もできる。もちろん他人にも期待していないから、部下の失敗など他人の失敗も許せる。バランスは難しいけど、それくらいのユルさで生きて行くくらいで丁度いい。

良い意味で「期待をしない」というのはストレスを抱えず、ネガティブな感情を出来るだけ抑えて生きる方法のひとつ。毎日神経を張り詰めて生きていた過去の自分から脱却するために導いた結論。


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