顕在意識はアバター

私のタントリックの師匠、Taroさんが顕在意識はアバターとよく言っています。その意味について、自分なりに少し掘り下げて考えてみました。

私たちの内側には、日常的に意識している「顕在意識」と呼ばれる部分があります。しかし、この顕在意識は、私たちが本当に誰であるのか、自己の本質を完全に表現しているのか？という問題。

私たちは日常的に顕在意識を通じて自分自身を認識し、他者との関わりや社会的な役割を果たしています。しかし、顕在意識は私たちが外部世界とやり取りするための表面的なマスクであり、本当の自己を反映しているわけではありません。顕在意識は、私たちが社会的な期待や役割に応じて一時的に形成される一種の「アバター」みたいなもの。

アバターとは、映画でも知っているように仮想世界やゲームのキャラクターを指す言葉ですが、ここではそれを現実世界に置き換えて考えてみる。私たちは社会的な環境や文化、教育、経験などの影響を受けて、自己を形成していきます。これにより、特定の行動や価値観、信念を持つようになり、顕在意識が作り上げられます。

しかし、私たちの本当の自己は子供の頃からの成長を通じて形成された顕在意識の裏側、つまり「潜在意識」に存在している。潜在意識には、個々の経験や社会的な枠組みにとらわれることなく、真の可能性や創造性が宿っています。潜在意識は、私たちが本当に望むものや本質的な欲求を示唆し、本当の自己を知るための手がかりを提供してくれる存在なのです。

顕在意識と潜在意識の関係は、氷山の一角を見るようなもの。顕在意識は表面に見える部分で、潜在意識はその大部分が水面下に潜んでいます。私たちが真の自分を知るためには、自己の「潜在意識」を理解する必要があります。

上層の表面が顕在意識、水面下の大部分が潜在意識である例え↓

潜在意識にアクセスする方法は、瞑想をしたり催眠療法に入ることで自己探求の旅に出ることができる。この旅は、顕在意識の枠組みを超えて、真の自己の発見と成長につながる。

※催眠療法については以前のブログを参照してください

顕在意識は私たちが社会的なアイデンティティを形成するための表面的なマスクであり、真の自己を反映しているわけではありません。

あなたが本当は誰であり、何を望んでいるのかを知るためには、顕在意識の裏側にある潜在意識にアクセスする必要があり、その旅路を通じて自己成長と意識の拡大につながる貴重な経験となるハズ。