2022-10-12

一日を気持ちよくスタートするために

数年前にある方のセミナーに参加した際に非常に参考になった日常生活の知恵があります。その先生いわく、人間は一日に3万5千回ほどの決断をしながら生活しているとのこと。

何を食べようか、何から先に食べようか?味噌汁か、沢庵か?運転をしながら、この信号は止まるか?突っ切るか?人と会話をしながら、次にどんな言葉を発するか、靴下は右から履くか、左からか?テレビのチャンネルは何にするか?このラインの返信はいつしようか?スーパーで半額の総菜を買おうかどうしようか?などキリがなく、要するに人間は生活をしながら常に選択に迫られているということ。

特に人間の脳にとって最もストレスなのが、朝の忙しい時間に決断を迫られることらしく、出かける前に着る服を決めたり、忘れ物がないようにカバンの中を整理するのは必ず前日に終わらせておくべきと教わりました。

スティーブ・ジョブスやザッカーバーグが毎日同じ服装をしていた理由も、そこにあります。迷っている時間に消費するエネルギーは精神的な負担となり、一日の中で一番活性化している脳のパフォーマンスが低下するという説明でした。

思い返すと、それまでの自分は家を出る直前に服をコーディネイト、あれでもない、これでもないと服を放り投げる始末。なんだか、あまり決まっていないような気がして自信がなくなったり、必要な書類などの忘れ物をして取りに帰ったり、無駄な時間だらけで、気持ちよくスタートするべき朝の時間からドミノ倒し式で台無しになり、その日の調子が狂うことになる。

だから快適に朝時間をスタートするには、洋服とカバンの中は前日夜までに完ぺきに準備をしておきなさい、という教えでした。しかもカバンは毎回すべて中身を出すことが絶対条件でした。それによって不要なものを捨てたり、足りないものを補充したりと細かな管理もする。

些細なことですが、私はこの教えを毎日続けることによって、一日のスタートが非常に快適になりました。その日の服装や靴、カバンの中を準備万端にすること。更には朝食もあらかじめ決めておいたレシピのものを作る。とにかく朝に決断しなければならない量を徹底的に減らし、一日のスタート時に気持ち的なストレスをかけないこと。

朝のスタートが快適になると、その日の仕事効率がグッとあがりますし、何よりもやるべきことに集中できるようになります。一日を気持ちよくスタートするヒントになると思いますので、是非お試しあれ!


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