2022-07-23

浴衣を洗う

数か月前に会社の倉庫として購入した中古物件。その物件には前の持ち主の残留物が大量に残っており、着物の着付け教室を運営されていた方でしたので、その種の残留物が山のように残っていたんです。

処分するのが大変だな~と気が重かったんですが、なんとその残留物が宝の山に変わりました。

というのは、来週に控えた私が監督を務める映画(昭和20年~40年代が背景)の小道具として使える美術品が沢山見つかったんです。

特にありがたいのは、当時の人々が愛着されていたと想定される浴衣(ゆかた)の数々。この家の洋服箱には大量の浴衣が眠っており、しかも非常にセンスがイイときている。これをつかわない手はなく、早速あちこちの衣装ケースをこじ開けて衣装のチェックをスタート。するとどうでしょう?出てくる、出てくる。

その家は何年か空き家だったので、決して衣類の保存状態は良くないですが、それでも浴衣なら洗濯ができる。ひと通り選択をしていると、それだけで一日が終わってしまうという始末。他にもやらなければならない事が沢山あるので、気があせりますが、浴衣を見ていると日本人の文化の美しさにあらためて心がトキメキます。


※実際に洗濯をした浴衣の数々。天気がいいからすぐに乾きました。

よく考えると、世界のどの国を探しても浴衣のような同じような衣類は見当たらない。浴衣は湿気の多い日本の気候に適しており、柄や模様などの見た目も美しく色鮮やか。肌さわりが良く、シンプルだし、男性にとってはポ〇チンが解放されて、締め付けられない状態を保つことが出来る。あ~なんて開放的!機能的にも芸術的にも日本文化の素晴らしさを物語る衣類だと思うんです。

それにしても沢山洗濯をしました。↑こちらは2回目に洗濯をした浴衣。今日は洗濯三昧で一日が終わってしまいましたが、日本文化のステキさに気付くという学びもありました。めでたし、めでたし。

ちなみに浴衣は脱水機にかけるとシワが取れなくなるので注意しましょう。(※アイロンで何とかなりますが・・・)


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