2022-10-06

バセドウ病のあなたへ

私はかれこれ10年近くに渡ってバセドウ病という甲状腺疾患とお付き合いをしてます

バセドウ病が何故引き起こされるのか?いまだ解明されていないことが多く、自分の体を守るハズの免疫システムを外敵と誤認識し、自分自身の体を攻撃する抗体を過剰に作ってしまう病気。何故そんなことになるのか、正直ワケが分かりません。

本来ならば、甲状腺の手術をすれば早く回復しますが、私は首にメスを入れられるのがたまらなくイヤだったので、薬で治療をする道を選びました。医者に事前説明され、薬での治療は長い年月を要するとのことで、その覚悟はできていました。

バセドウ病の症状は、同じ病気の人にしか理解できないほど理解不能。起き上がることが出来ないほど体が重く、メンタルは限りなくネガティブになります。薬を定期的に服用していれば症状が安定するのですが、一旦薬をやめると直ぐに戻ってしまう。

私も何度か薬をやめてみましたが、結局は再発してしまうので、この病気と気長に付き合っていくしかないと決めていました。ところが・・・

精神論の本を沢山読みあさっているうちに、あることに気が付いた。それは今まで自分が送っていたライフスタイル。

毎日、自分に対して「もっと、もっと」とおしりを叩き続け働き、自分に厳しく、人にも厳しい目を注ぐ生活。「なんでオマエはこんなこともできないんだよ」と。これが自分や他人に対して相当な負荷をかけ、ストレスだったことに気付かされたんです。

コロナで仕事がスローになったこともあり、自分のライフスタイルを見直さざるを得なくなり、そこでわかった。仕事量をこなすことが人間的な成長ではない。そこまで自分を追い詰める必要はない。もっと自分自身に優しくなろうと思ったんです。

私はかれこれ1年近くもバセドウ病のクスリを服用していませんが、全く症状が再発していない。ストレスの無い生活を心がけ、ストレスの無い人達と付き合い、考え方も将来に気を取られるのではなく、今を一生懸命生きる選択をした。

自分で全てをコントロールしようとせず、人に頼って、人に甘えて「ゴメンお願い!」って言って・・・さらには約束事はしないようにしたし、興味のない集まりには行かず、出来るだけ休める日は休む選択をしている。(と言ってもあまりないけど)

もし、バセドウ病に苦しんでいる人がいたら、これは伝えたい。「あまり自分に厳しくなるな、自分に一番やさしくしなさい」と。

この原因不明の病気は確実に自分自身が引き起こしているもの。自分で認識はしていなくても日々のストレスや緊張感、自己嫌悪、目標の高さ、完璧主義、自己実現、周囲の評価、そして一番身近な人の目を気にしているから。残念ながら、その目とはあなたの最愛の人かもしれない。

薬を服用せずに病気が再発していない自分の生活を振り返ると、自分にプレッシャーをかけず、人を許し、自分を許し、自分の好きなことを最優先でやって、自然の恵みに感謝して、たくさんの良質な知識を取り入れていれば次第に治る病気じゃないかと思い始めました。

この病気は「自分と向き合う大切な時間」を神様が与えてくれたチャンスでもある。バセドウ病になった人は、これまでの人生を振り返るステキなチャンスを得たと捉えることで、その後の人生がよりハッピーになる機会を与えられているかもしれません。


にほんブログ村 音楽ブログ DJ(クラブ・ディスコ)へ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください