迷惑をかけてもいいじゃない
私たち日本人は子供のころから「人様に迷惑をかけてはいけない」と言われ続け、育ってきた傾向があります。最近これって本当か?と少し疑ってみたんです。
迷惑をかける=つまり相手を嫌な気持ちにさせる(嫌われる)
ということかなと。でもよく考えてみると、何をもって相手を嫌な気分にさせるかなんてわからないんです。好意を持ってやってあげたとが迷惑と感じる相手もいれば、ありがたいと思われることもある。または人の世話をすること好きで、自分の価値観を見出す人もいるわけです。(いわゆる、お節介ってヤツ)
だったら「人に迷惑をかけてもいいじゃない」って考えたほうが得策かなと。結局のところ、人間が生きていくこと自体がお互い様の精神なんです。
またそれは言葉を変えると「人に頼る」ということ。これは自分がずっとできず苦労したことでもあり、40代になってやっとわかったこと。今まで私は自分一人で生きている演技を懸命にしていた、と気づいたんです。
自分が人に頼ることを自分で許せるようになれば、もっと楽に生きられるとわかった。しかも今まで自分の中で止めていたブレーキみたいなものが解除されて、食い止めていた川が一気に流れ出す効果もあった。
その流れは新たな人を呼び寄せたり、経済的に豊かになったり、自分が人に興味を持つ切っ掛けにもなりました。人を頼れるようになると、人を助けてあげることが喜んでできるようになり、巡りめぐって良い循環となる。結局のところ、生きているだけで人に迷惑はかけるものなんです。だからいいじゃないですか、人に迷惑をかけたって…..
自分勝手なことをして相手を傷つける行為は迷惑ではなく無責任ということ。相手の気持ちも考えずに相手の気を落としてしまう行為は迷惑ではなく無関心ということ。自分の利益だけを考えて相手を蹴落とすことは迷惑ではなく無知ということ。
人に頼り、人に親切になれる素晴らしい循環がある一方、相手を傷つけ最終的には巡りめぐって自分に全て跳ね返ってくる悪い循環があるのも事実。
私が考える「人様に迷惑をかけてもいいじゃない」という意味を理解していただけたでしょうか?
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