2020-04-27

経済的自由への道

ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん・貧乏父さん」以降、お金持ちになるための成功本は星の数ほどありますが、今日は私が最近読んだ本の中で興味深かった2冊の本を取り上げます。

1冊目は当時25歳だったアメリカ人青年、グラント・サバティエ氏が銀行口座に2.26ドルしかなく、5年後に125万ドルまで資産を増やし若くしてリタイアを目指した本「FIRE」。そして2冊目は橘玲さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」。

この2冊の共通点はお金持ちまでの距離を具体的な数字をもとに掘り下げて解説している点。内容は多少違えど、お金持ちになるための方程式はどちらも同じで、小学生でもわかるほどシンプルな数式だ。

お金持ちになる方程式

(収入-支出)+(資産×運用利回り)=資産形成
※「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」より

グラント・サバティエ著「FIRE」の爆発的なヒットにより、今アメリカでは多くの20代若年層が若くしてリタイアを目指していると報道されている。この本には生々しくも彼の資産形成法の実践をリアルに綴られた、ミリオネアまでの手法が紹介されていて、影響を受けた若者が信者のように大勢いるとのこと。1000万人とも言われる会員の啓発活動に意欲を注いでいるようだ。

一方「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」の内容も、これまでの金持ち本と一線を画し具体的かつ実践的。株や不動産の投資に対する考え方やサラリーマンでは金持ちになれず、いかに搾取されているかについてズバリと物申す点はお見事だ。

この2冊の本の私なりの解釈は最終的には結論が全く同じで、以下の3点に集約される

  • 1 お金の収入、つまり入口を増やす
  • 2 お金の支出、つまり出口を極限まで減らす
  • 3 残った資金を投資しリターンを得る
  • 分厚い本の集約は以上の3つについて細かく解説しているに過ぎない。この本には関係ないが、与沢翼の本にも、若いときに女の家に転がり込んで家賃も払わず1円も使わないでお金を貯めた時期があったと話していたのを思い出した。

    と言うのも、投資に回せるお金が大きければ大きいほど、利益が出る額が倍々ゲームになることを考えると、お金の出口を徹底的に絞り元金を育てることの大切さが重要なことに気づく。「FIRE」での体験談の中でも最初は資金作りのために過酷な生活を続けた様子が見てとれるが、そこまで貧乏な生活をして、本気で金持ちになりたいか?と自問したときに、ほとんどの人が実践できないのが現状だろう。

    「Fire」を読んで、私自身も本気で経済的自立を目指せるのか?という疑問を投げかけられている。


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