ジプシー音楽
昨日はジプシーダンサーのJJ Rohitaが主催するショーを見に行った。JJとはもう長い付き合いで、男でも言わないような信じられない下ネタを平気な顔で言える唯一の女性として尊敬している。
ジプシーとは何ぞや?という方のために、彼女と数年前に撮影した動画がこちら↓
彼女の素晴らしいところはズバ抜けた発想力とジプシーをこよなく愛し、人々に伝道し続けるマメさ。
私が主催したショーにも沢山出てもらって、毎度頭がぶち抜かれるほどの面白いストーリーを作ってくれるから、私自身も彼女の大ファンであることは間違いない。
話は戻って、昨夜のショーについて。
2023年4月2日に開催されるロマフェスの設立者でジプシー研究家の第一人者である増永哲男氏がルーマニアから本物のジプシー(ロマ)音楽家を招へいしている。で、そのついでにJJが企画するショーにもジョイントしたらしい。
そのルーマニア人の音楽家については以前から増永さんに話は聞いていて、名前はヤコブ・ローランドさんというバイオリン奏者。ジプシー(ロマ)の音楽家にしては珍しく、クラシックも学んできた音楽家。この天才の演奏を生で見れるんだから、這ってでも行かねば・・・ってなわけで来たんです。
会場に到着すると、パンパンの人(ほとんど女性)で埋め尽くされている。いかにもジプシー大好きな女性の風貌であふれている。
バンドの構成はバイオリン、アコーディオンと男性のジプシーダンサーの3人。超激しいテンポの音楽に合わせて踊る男性ダンサーはエキサイティング。そして実際に耳にすることができたモノ本のジプシー音楽は鳥肌モノで、1曲目の演奏で私は泣いてしまった。心の刺さるというか、奏でる音楽で彼らの生活が透視できてしまうほど情緒豊かな音色。
ヨーロッパでのジプシー(ロマ)の存在は、スリや犯罪行為を重ねる「危ない人種」と注意喚起をされる対象だ。世界各国で迫害されている環境が背景にあるが、10代の少女売春なども普通にまかり通っていて、まさに生活はその日暮らし。だからこそ音楽に向ける情熱やダンスが他民族より長けているとも言える。
私の最大の疑問は、増永さんはどうやって彼らのVisaを取得したのか?という点。
とにもかくにも、2023年4月2日はロマフェスをこの目で見に、オリンピックセンターに集合だね。
くわしくはこちら↓
https://www.folklorereport.com/romafest
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