✕自分に厳しく、人にも厳しく
自分に厳しい人っていますよね。そのこと自体は悪くないかもしれませんが、問題なのは他人に対しても厳しい人。
自分に対して厳しい?どうぞご自由に。でもその厳しさの価値や基準を人に求めてはいけません。かという私も確実に自分に厳しく、人にも厳しさを求めるような人間でした。一緒にいた人たちは相当迷惑だったでしょう。
それにハッと気づいたのは自分がストレス性の病気になり、治療法を模索していた時にさかのぼります。
ストレスと言うのは万病のもとで、ほとんどが自分が自分に対して精神的な負荷をかけている状態から病へと進行する。だから何に対しても真面目に取り組む人や自分に対して厳しく管理をしている人に多い気がします。あとは自己嫌悪感の強い人や、自己肯定感の低いタイプの人も。
どこのデータか忘れましたが、ストレスで早死にするタイプの職業は「数字」に追われる職業に多いそうです。テレビなどキッチリと時間通りに進行する仕事、数字に追われる証券マンや銀行員、ノルマなどが重い営業マン、どれも日々数字に追われる仕事です。
逆にストレスが無い状態と言うのは、人になんと評価されても平気で、自由な時間を確保出来て、制約とかプレッシャーが少ない状態。世の中にそんな仕事は少ないと思いますが、人と関わっていく社会においては誰しもが何らかのプレッシャーを背負って生きています。
こんな忙しない社会の一員として生きていると、次から次へとタスクをこなさなきゃればならず、イヤでも自己管理において自分に厳しくせざるを得ないでしょう。
時間を守らない人はムカつきますし、約束を忘れる人はイラっときます。でも、自分が病気になった時に一歩下がって考えてみた。で、気付いたのが自分が自分に厳しいから、他人に対しても同じようにして欲しいと考えてしまうのだと。
だから自分軸で人を測るのを一旦やめる。そして、これが大切ですが「自分もそんなにキッチリする必要は無い」と決めてみる。とは言え時間は守りますし、約束も果たしますけどね・・・
でも行きたくない飲み会に「行く」と約束をするのをやめたり、随時メールの返信に追われるのをやめたり、期日まで片付けなきゃならない仕事でも、疲れたら途中で放り投げたり・・・忙し過ぎてどうにもならない時は「まっ、いっか!」と考える。
そんなに自分を追い込んで仕事をしても、他人からは褒められるかもしれませんが、自分の心の声は悲鳴を上げる。で、自分を追い込む結果、他人にも同じような価値観で仕事を押し付けていたんです。そういった感情は更なるストレスを生み出し全くの悪循環でした。
大切なのは「自分にやさしく、そして人にもやさしく」です。まずは自分が自分の味方をしてあげなければ、最終的に誰が自分の味方をしてくれるのでしょう?まずは自分に優しくする。で、その余分に余っている感情で他人にも優しくしてあげればOK、そう思うんです。
まずは自分にやさしく、自分を許してあげて、自分を一番大切にすること。そうしたら他人にもやさしくなれて、他人を許してあげれて、他人を思いやることができるようになると思うんです
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