アジサイポリス
浦安市民の地元愛は他人から見るとあきれるほど強烈です。私は生まれこそ北海道ですが、最近はこの土地こそが自分の故郷だと思うようになりました。
近所の飲み屋などで出会った方々はほとんどが生まれも育ちも浦安で、小学校からの友達同士という60代の飲み友もメチャクチャいます。彼らは半世紀以上を同じ環境で過ごしていることになり、故郷を離れて暮らす自分にとっては信じられない光景。
昨年の春以降、私はいまだに、ほぼ毎日のように仕事終わりは散歩へ出かけますが、毎回新しい発見があります。特に出会ったことのない建造物を見つけると心が躍ります。以下の写真は図書館に歩いて行った時に見た光景です。
これ、いつの時代を再現しているのでしょう?水に浮いている船は、漁業が盛んだったひと昔前の浦安のシンボルともいえる「べか舟」。海苔採取用の木造船で薄板で作られた小さな一人乗りの船。長さ3.6メートル、幅84センチと近くで見ると本気で小さくて、よくもこんな頼りない船で海へ出かけたものだと感心します。
浦安には、このような歴史的建造物があちこちに保管されています。そして至る所に看板で案内書きの説明がなされています。わたしはその度に何度同じ文面を読み返したことか・・・
また、つい先日の散歩中に見つけた立派なアジサイ。道端に咲いている、直径25センチはある信じられないくらい大きなアジサイには、こんな表記がありました。
花を持ち去る人がいて困ってます
・通りすがりに乱暴に花を「折る」
・家から持ってきたハサミで花を「切る」
・腰かけて休んでいるふりをして苗を「抜く」
これってヒドくないですか?!特に3番目。わざわざ休んでいるフリをしなくてもいいのに・・・(そういう問題じゃない!)
こういった花が咲いているのも、誰か世話をしている人がいるわけで、勝手に毎年咲くわけでなないんですよね。自分が見つけた際は八倒してやろうと思います。アジサイポリスってヤツですね。
途中、座りながら缶のハイボールをプッシュ、と。見上げるとキレイな夜空が広がっていました。平和だな~
コメントを残す