夢と志は違うよ
1. わたしの夢は年収1億円のビジネスを立ち上げて、ランボルギニーに乗ること。
2. わたしの志(こころざし)は年収1億円のビジネスを立ち上げて、ランボルギニーに乗ること。
「夢」と「志」は似たような言葉ですが、上記のように使い方によっては違和感があります。「夢」は個人的な理想や、できたらこうなりたいという将来の展望を抱いている。対して「志」はもっと大きくて現実的な使命感のような意味合いを感じます。
ソフトバンクの孫さんも、このふたつの言葉の違いを以下のようにとらえています。
「夢はこころよい願望だが、志は厳しい未来への挑戦」
ある本によると人間の死後、あの世に帰った時に神様から聞かれる唯一のことがあると記述してありました。それは「あなたは生前、地球の為にどんな役目を果たしましたか?」ということ。人に親切にしたか?誰かを勇気づけたか?世の中の役に立ったか?そんなことも含まれるのでしょう。
将来の夢がお金持ちになることはほとんどの人が叶えられないスゴイ目標ですし、現実にお金持ちになって夢を実現できることは誇らしい事。そのお金でランボルギニーに乗るのも悪くない。ただ、その後はどうするのでしょうか?
志という言葉には自分本位ではなく、自分以外の誰かや社会に広く貢献する意味もあります。だから「私の志はお金持ちになること」という言い方には何か違和感がある。お金持ちになって、その先どうしたいのか?その責任を問われるのが志。
大きな夢を持つことは絶対に必要、でも自分の使命をこの地球でどう果たすか?その志がこれからの世界で一人一人が真剣に向き合うべき課題だと思います。
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