パーティーの良し悪しを左右する要素
仕事柄、これまでに沢山のパーティーを見てきましたが、良いパーティーと退屈なパーティーを左右する要素は何だと思いますか?
10年間毎年200組以上、様々なパーティーを経験して間違いなく断言できること。それはズバリ、パーティーの良さを決定づけるのは主催者の人柄だと思います。これは絶対に間違いなく良いパーティーを決定づける重要な項目。
どんなにお金をかけたパーティーでも、どんなにお金をかけていないパーティーでも関係ありません。どんなに参加者が多いパーティーでも、どんなに参加者が少ないパーティーでも、それはパーティーの良しあしを決めるポイントにはならないと確信します。
詳しくは後述しますが、つまり、素晴らしいパーソナリティーを持った主催者が招いたお客様には、同類のゲストが集まりますし、逆もしかり。最終的にパーティーというのは生き物であり、人が作るモノ。空間の居心地、気の流れ、場の雰囲気、それらは機械的に作るモノではなく、人間同士のバイブレーションやエネルギーが生み出す。
もちろん、場の空気感をマニュアル操作するためにDJが音楽をプレイして場の空気を温めたり、カワイイ装飾を施して気持ちを高めたりはできますが、それも限界はあります。最終的には人が動かなければ空気は温まらず、カワイイ装飾を見てテンションが上がる感情が無ければ、それはただの飾りつけに過ぎない。
本日音響を担当させていただいたウエディングパーティーは豊洲の屋外にて、コロナの影響で春からスケジュールを延期し、本日の開催となったお客様。当初は3部制のウエディングを企画していたのですが、ソーシャルディスタンス等の配慮もあり最終的には限られた友人のみ参加となったようです。(実際非常に少ない参加人数でした)
しかしパーティーが始まり、蓋を開けてみると和やかな雰囲気の中、メチャメチャ良い空気が流れている。それは新郎新婦さんの人柄が素晴らしく、参加されている友人も本気でお祝いに来ている暖かい人ばかり。このような人柄の夫婦が呼ぶゲストに、場の空気を壊す人なんていないんですね。私が考えていた「パーティーは出来るだけ沢山の人数が参加した方が盛上がる」という観念が間違っていたことに改めて気付きました。
コロナ禍の中開催されるウエディングやイベントは、限定的な人数の開催となることが多く、パーティーの参加人数が少ないことに気になっている方が沢山いらっしゃいます。しかしそんなの心配不要ということを今日のパーティーは教えてくれました。
あなたが素晴らしいパーソナリティーの持ち主で、参加されるゲストもそんなあなたの友達だとしたら、例え少ない人数でも素晴らしいパーティーになると断言できます。
パーティーはその場に集まったヒトが作るモノ。知ってはいたつもりですが、あらためて勉強になりました。
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