2020-10-14

バーチャルイベントの価値

おかげさまで在日カナダ大使館の音響の仕事を8年近くも続けさせていただいてます。今期も入札が通りしましたので、以後2年も引き受けることになりました。

この現場では素晴らしい思い出を沢山残していますし、これからもカナダという国を通じて面白い経験を沢山積むことになるでしょう。数年前にシルク・ドゥ・ソレイユのイベントをオペレートした時は死ぬほど緊張したのを今でも鮮明に思い出します。

私が知っている国内の政府機関は、4年おきくらいに各セクションのボスが入れ替わるので、その度に社内には新しい風が吹きます。担当だったボスは任期を終え、国に戻ったり、または他の国へ移動になったりするようです。ボスの配置換えで新しくなったセクションの方針は変わりますが、そこで働いているスタッフはボスよりも長く働いている方が多いので、その都度新しい個性あるボスを迎い入れることになります。

カナダ大使館ではイベントのセクションがあり、私の運営している会社はそこの配属ですが、音楽イベントが好きなボスや映画が好きなボスが選任されれば、私のセクションは忙しくなります。一時期は毎週のようにカナダの映画を上映していた時期がありましたし、カナダ大使館でコンサートを開催し、カナダのミュージシャンを積極的に日本に紹介している時期もありました。

カナダ大使館には地下2階に映画館があり、そこで映画の上映やちょっとした演奏会を催すことができます。その小屋の音響映像関係をオペレートするのが私たちの仕事。

今はコロナの影響でイベント自体は減っていますが、その代わりにオンラインのやりとりは増えると予想しています。今まではわざわざカナダから来日し、現場でリアルタイム・イベントを行っていた方々も、自分の国にいながらオンラインで他国にいる人と意思の疎通ができる時代。私たちもそれに合わせて、オンラインイベントの技術を日々研究し、満足に提供できるように頑張っています。

数か月前まではイベントが開催できないことにネガティブな感情ばかりでつらい時期を過ごしましたが、今はどうやったらイベントの新しい価値を生み出せるか?を日々考えるのが楽しくなりました。

リアルはリアルでもちろん良し。でもバーチャルはバーチャルにしかできない、すごい価値を提供できるよう、DJとして、イベント屋として、音響屋として、パーティー屋として無二の価値を見つける取り組みを進めてます。


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