2022-09-06

3度目で

文化庁がコロナ禍のアーティスト活動を支援する助成金「Art for the Future」の申請が認められ、本日メールにて交付決定通知が来ました。

過去に2度Art for the Futureにトライして不交付になった経験が2回。本年度のArt for the Future2は3度目のトライとなりますが、ようやく努力が実りました。あきらめなくて良かった。

しかし今回の申請も決して平坦な道のりではなく、書類の修正依頼が3度に渡って届き、次回4度目の差し戻し書類に不備があれば不交付が決定になると事前に告知されました。書類の差し戻し回数は無制限ではないらしく、そんなこと事前に知らされていなかったので、血の気が引きました。だって、計画している事業はどんどん進んでいて、既にお金がジャブジャブと出ていってるのですから・・・

これに対して私は激しく異議申し立てをしたんです。というのは、そもそも審査員の修正ポイントに基準の違いがある。指摘された箇所を正しく修正しても、次に新たな修正ポイントを指摘してくる。これは単純に審査ミスではないですか?と超長いメール文を送りました。

また前回の差し戻しでは審査員の致命的失敗があり、私の書類で指摘した修正ポイントが実は間違っていなかったことがありました。これには驚きました。自分の提出している書類に不備がないのに、明確な不備があると書いてある。

それを指摘された際は、私も自信がなくなり何度も何度も再確認したのですが、どう考えても間違っていない。何故だろう・・・何日も悩んだあげく、事務局に電話をして調べてもらったんですね。すると謝罪のメールが返ってくるありさま。「実は間違っていなかった」と。

昨年のアートフォーザフューチャーの申請時も感じたのですが、電話のオペレーターの方は質問に対して判断基準が非常にあいまい。正確な答えがもらえることは難しく、しかも審査に非常に時間がかかる。そのため今回の申請でも計画していた3つの事業中、1つは開催をあきらめるしか道が無くなりました。

まあ、それでも3つの事業企画の中で1つは既に終了し、1つは中止。もう一つはこれで何とか目途が立ちそう。あやうく破産寸前に追い込まれるところでしたが結果的には悪くないと思いたい。この助成金を使って沢山のアーティストや技術者を巻き込んでイベントを開催するのが確定できた・・・これから更に忙しくなりそうです

文句を言うための記事ではないのですが、この助成金事業を通じてアーティストを救済するという目的が達せれらるよう事務局側にもエールを送りたい。お願いしますから本気のアーティスト達が救われるよう、道を閉ざさないで欲しい。私は運よく申請が通りましたが、真剣に申請をしても不交付になる団体は存在する。

私はこのお金が生きたお金になり、アーティスト達が新たな活力を生み出し、人々に感動を与え、次の活動につなげ更には循環できるよう大切に使わせていただきます。


にほんブログ村 音楽ブログ DJ(クラブ・ディスコ)へ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください