モノとの付き合い
あなたはモノにも魂が宿っていることを信じますか?
魂は人間はもちろん、動物や植物にも宿っていると言われています。ただ、私が今回説明しているのはテーブルや椅子などのモノについて。
私の尊敬する小林正観さんのことばを借りると、魂レベルは人間よりも低いですが私たちが日ごろ使っているモノにも魂が宿っていて、誰かの役に立つことを生き甲斐としているとのこと。
そんなことを言われても、昔の自分だったら全く興味を示さなかったことと思います。しかし、歳を重ね自分の微力さを知れば知るほど考えが変わりました。
世界で300万ベストセラーとなった「人生がときめく片付けの魔法」著者、近藤麻理恵さんは不要になった洋服を捨てる際に必ず「ありがとう」と伝えることで話題になりました。
またメジャーリーグで活躍したイチロー選手や現在も大活躍している大谷選手は自分の野球道具を非常に大切に扱うことで知られています。
昔の古い人形が捨てられないとか、ジンクスのかかったお守りとか、日本人的な感覚でモノに魂が宿るという考え方はなんとなく理解できる気がします。
私の場合も音響機材などのオーディオや車など、とても大切にするので全然壊れない。笑われるかもしれませんが、自分の愛車をやさしくなでてあげて「今日もありがとう」と一言伝えるだけで、車はとても喜びます。
逆に一番良くないのは、全く誰にも相手にされず、気にもされずに、ホコリをかぶって放置された状態。これはモノにとって一番悲しい状態。何の役にも立っていないのですから。だったらリサイクルに回すなり、メルカリで次の必要な人に渡した方がモノにとっては幸せでしょう。
車や家、服やパソコン、1本の鉛筆でさえも誰かの役に立ちたくて仕方ない。そうやって何度も生まれ変わりを繰り返している。それが小林正観さんから聞いた考え方で、私の中でも腑に落ちている。
そう考えると無駄にモノを持ったり買ったりして、不要になったらすぐに捨てるのは無責任なこと。私たちはモノとの付き合い方についても今こそ真剣に考えるべきかもしれません。
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